新中道

宮城県利府町新中道地区：概要

新中道は、宮城県宮城郡利府町に位置する町丁で、仙台市中心部から北東へ約10kmの場所に位置します。2016年から始まった大規模な土地区画整理事業によって2019年に誕生し、住宅地として整備されました。人口は約557人（2024年7月31日現在）、世帯数は183世帯です。新中道一丁目から三丁目まであり、住居表示は未実施です。

地理

新中道地区は、利府町の中心部に位置し、西側には砂押川が流れ、南側には新幹線総合車両センターが隣接しています。主要な道路として、宮城県道8号仙台松島線、宮城県道3号塩釜吉岡線、宮城県道259号加瀬沼公園線が通っており、交通アクセスも良好です。地区のほとんどは加瀬と利府に接しており、一部は中央三丁目と隣接しています。都市計画区域上は全域が市街化区域に指定され、仙塩広域都市計画上の地区計画では新中道地区計画に該当します。用途地域は、住宅地域（第一種・第二種）、業務地区（第二種住居地域・近隣商業地域）、商業地区（近隣商業地域）と多様な用途が混在しています。

歴史

新中道地区は、2016年から始まった「利府町新中道土地区画整理事業」によって造成されました。この事業は総事業費73億8,400万円にのぼり、2019年の換地処分を経て新中道一丁目～三丁目が誕生しました。事業完了後には、イオンモール新利府南館が開業するなど、商業施設も進出し、発展を続けています。

2013年には、事業地を含むエリアの市街化調整区域の保留が解除され、市街化区域へと変更されました。2016年には事業認可の公告、2019年には換地処分の公告と、イオンモール新利府南館の着工が発表されました。2020年には土地区画整理事業が終了しました。

施設

新中道地区には、商業施設、公園、公共施設などが整備されています。

商業施設: イオンモール新利府南館、七十七銀行利府支店、コメダ珈琲店利府店、TSUTAYA利府店、イエローハット利府店など、生活に便利な施設が充実しています。

公共施設: 新中道1号公園、新中道2号公園、新中道3号公園、新中道集会所など、地域住民のための施設が整備されています。

交通

鉄道: 最寄りの鉄道駅はJR東北本線（利府線）の新利府駅です。

バス: 宮城交通、岩手県北自動車（みちのりバス東北）のバス路線がイオンモール新利府南館を経由しており、利便性が高いです。

道路: 宮城県道3号塩釜吉岡線、宮城県道8号仙台松島線、宮城県道259号加瀬沼公園線が地区内を通っています。

地名の由来

新中道の地名は、土地区画整理事業施行前に存在した小字「字新中道」に由来しています。

まとめ

新中道地区は、利府町の中心部に位置し、良好なアクセスと充実した生活環境を備えた新しい町丁です。商業施設の進出や公園などの整備により、住みやすく、魅力的なエリアとして発展を続けています。今後ますますの発展が期待されます。

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