新井正昭

新井正昭（あらい まさあき）は、1953年8月8日生まれ、埼玉県出身の元競輪選手です。日本競輪学校第31期を卒業し、現役時代は日本競輪選手会埼玉支部に所属していました。師匠は同じく競輪選手の服部記義です。また、実子である新井秀明（85期・熊本）、新井剛央（86期）も競輪選手で、2人の師匠でもあります。

経歴

埼玉県立菖蒲高等学校を卒業後、1973年4月15日に大宮競輪場でデビューを果たし、同日に初勝利を飾りました。1976年には、千葉競輪場で行われた第29回日本選手権競輪決勝で、見事な逃げ切り勝ちで優勝を手にしました。翌1977年の日本選手権競輪（一宮競輪場）決勝では、同県の小池和博選手を従えてレースを主導し、ゴール直前で小池選手に交わされたものの、2着に入賞しました。

その後も長きにわたり選手として活躍し続け、2009年1月23日には川崎競輪場で開催されたFII戦「川崎名人戦」のA級チャレンジ戦に出走しました。このレースは、新人から60歳までの幅広い年齢層の選手が集まる中、新井選手は最終日の決勝まで全てのレースで1着となる完全優勝を達成しました。当時55歳だった新井選手のこの快挙は、かつて行われていた下位クラス限定戦においても、50代半ばの選手が優勝することが非常に稀であったため、改めてその存在感を示しました。

2011年1[[1月23日]]、千葉競輪場でのレースを最後に現役を引退しました。最終レースはA級チャレンジ選抜で3着でした。同年11月28日に選手登録が削除され、競輪選手としての長いキャリアに幕を下ろしました。通算戦績は3117戦653勝という記録を残しています。

関連項目

競輪選手一覧

外部リンク

選手通算成績 - KEIRIN.JP

脚注

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