新体育杯戦

新体育杯戦

新体育杯戦は、中国の囲碁界において1979年から1992年まで開催された重要な棋戦です。この棋戦は、中国囲棋協会が主催し、新体育教育誌が後援していました。

概要

新体育杯戦は、中国のトップ棋士たちがその技を競い合う舞台として、長年にわたり囲碁ファンに親しまれてきました。1993年からは、その役割を大国手戦に引き継ぎ、新たな時代へと移行しました。

試合方式

新体育杯戦の試合方式は、まず8名の棋士によるリーグ戦が行われ、その優勝者が前期の優勝者に対して挑戦手合五番勝負を挑むというものでした。ただし、第1期のみ決勝は三番勝負で行われました。リーグ戦では、上位4名が次期のシード権を獲得し、残りの4名は32名による予選を経てリーグへの参加資格を得るという、厳しい選抜方式が採用されていました。

歴代優勝者

以下に、新体育杯戦および大国手戦の歴代優勝者と決勝戦の結果を示します。

新体育杯戦

1979年: 聶衛平 2-0 陳祖徳
1980年: 聶衛平 3-1 呉淞笙
1981年: 聶衛平 3-0 曹大元
1982年: 聶衛平 3-2 程暁流
1983年: 聶衛平 3-0 銭宇平
1984年: 馬暁春 3-0 聶衛平
1985年: 馬暁春 3-1 曹大元
1986年: 曹大元 3-1 馬暁春
1987年: 兪斌 3-2 曹大元
1988年: 聶衛平 3-2 兪斌
1989年: 聶衛平 3-0 兪斌
1990年: 聶衛平 3-2 曹大元
1991年: 陳臨新 3-1 聶衛平
1992年: 兪斌 3-1 陳臨新

大国手戦

新体育杯戦の後継棋戦として、1993年から1994年まで大国手戦が2期行われました。

第1期は32名によるトーナメント戦で、決勝は三番勝負。
第2期は32名のトーナメント優勝者が、前期優勝者に対して挑戦手合五番勝負を挑む形式でした。

歴代優勝者は以下の通りです。

1993年: 馬暁春 2-0 銭宇平
1994年: 馬暁春 3-2 常昊

外部リンク

* 中国囲棋協会「新体育杯」 （中国語）

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