新南福島

新南福島（しんみなみふくしま）

新南福島は、徳島県徳島市に位置する町名です。現行行政地名としては新南福島一丁目と新南福島二丁目が存在します。2025年1月現在の徳島市の調査によると、人口は549人、世帯数は289世帯となっています。郵便番号は〒770-0867です。

地理

徳島市中心街の東に位置し、渭東地区に属しています。地理的には、吉野川デルタの南部に位置し、新町川、福島川、住吉島川、沖洲川に囲まれた中州の南西岸を占めています。東西に細長い地形であり、西半分が一丁目、東半分が二丁目となっています。一丁目のみが川に面しています。

北側は福島新橋から伸びる市道で福島と接しています。西側は福島川（助任川下流）で、2本の橋によって中洲町と繋がっています。東側は新町川で、対岸は万代町ですが、橋は架かっていません。南東方向へは、かつて新町川の支流だった水路で末広と接しています。

新南福島は昔からの職人町であり、徳島県の伝統的地場産業である木工業の中心地として発展してきました。家具、建具、鏡台など、木工業者が軒を連ねています。町内の道は古くからの狭い道が多かったため、南の新町川沿いにあるみなと公園（ケンチョピア）に並行して、中洲方面と末広・南沖洲を結ぶ徳島県道190号徳島港線が開通しました。

河川

福島川
新町川

歴史

徳島城築城時、新町川沿いに石垣が築かれたことから、築地と呼ばれていました。東隣の大工島（現 大和町）と共に、船大工などの工人が多く住んでいました。

市中心部の内町地区へは、かつては北の福島本町（現 福島）の福島橋を通るか、福島新橋の位置から出ていた渡船を利用する必要がありました。しかし、1930年に福島新橋が、1993年には中洲みなと橋が架けられ、直接繋がれるようになりました。

福島新橋開通後の町割では、現在の新南福島は、橋から東進する市道の両側にあった福島新橋（地名）の南半分と、新町川河岸の南福島町でした。それぞれ1～3丁目がありました。1966年に現在の丁目となりました。

交通

バス

徳島市営バス
福島新橋
南福島町

道路

徳島県道190号徳島港線

橋梁

参考文献

『角川日本地名大辞典 36 徳島県』（1986年 ISBN 4040013603）

外部リンク

徳島市ホームページ

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