新埔民生駅

新埔民生駅の概要

新埔民生駅（シンプーミンションえき、しんほみんせいえき）は、台湾新北市の板橋区に位置する台北捷運（MRT）の環状線の駅です。記憶に残るデザインや柔らかい印象のテーマカラー、「生機」（淡緑色、Pantone372C）が採用されており、訪れる人々に安らぎを与えています。

この駅は、板南線の新埔駅から約200メートル離れた場所にあり、乗り換えは改札外で行います。ただし、20分以内に前後の乗車距離を通算することができる特例があり、自動改札の利用も含まれています。この制度により、利用者はスムーズに移動することができます。また、ICトークンは専用の黄色の改札機で使用可能です。

新北市の市長である侯友宜氏は、駅構内に連絡通路を設置する提案をしています。これが実現すれば、新埔駅との利便性がさらに向上することが期待されています。

駅の歴史

新埔民生駅の建設は2013年7月16日に着工され、長い準備期間を経て、2019年12月に開業予定となりました。しかし、実際の運行が始まったのは2020年の1月31日で、開業当日は10時に式典が行われ、この日から2月末まで無料で利用することができました。また、1月19日には時間限定で試乗が開始されています。

2023年には、台北捷運公司による環状線西環段の運営委託契約が満了し、その翌日に資産が新北市側に移転されました。これにより、運営権が新北捷運公司に移ることとなりましたが、実際に移管が完了するためには交通部の承認が必要であり、移管作業にはさらに数ヶ月かかる見込みです。5月23日には、この運営権の正式な移管が完了し、交通部の承認も得られたことが発表されました。

駅の施設と周辺環境

新埔民生駅には、主に民生路三段へ出る出口があります。周辺には様々な公共施設や商業エリアが点在しています。近くには板南線の新埔駅があり、アクセスも良好です。また、板橋假日花市や新北市藝文中心、新埔市場など、地域の文化や活動の拠点も近くにあります。さらに、致理科技大学や中華郵政板橋郵局、大漢橋、新北市議会などの重要な施設も散在しています。

このように新埔民生駅は、利便性の高い交通手段としてだけでなく、周辺の多様な施設との結びつきによって、地域の人々の日常生活に欠かせない存在となっています。駅の発展が今後どのように進んでいくのか、注目です。

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