新宿テラスシティ

新宿テラスシティの概要

新宿テラスシティは、東京都新宿区と渋谷区の境界に位置する商業施設地区で、小田急グループが運営しています。新宿駅の西口から南口にかけて広がり、訪れる人々に多様な店舗やサービスを提供しています。

この区域の起源は1967年に遡り、坂倉準三の弟子である阪田誠造が設計した新宿西口小田急ビルの完成から始まります。新宿西口小田急ビルは、当初は新しく整備されたプラットホームの屋上に人工地盤を作り上げ、それに続く甲州街道までのアクセスを確保しました。この人工地盤の構成は、新宿の商業エリアの発展に大きな影響を与えました。

その後、阪田たちは小田急電鉄に対し「大通り構想」を提案しました。この計画は、ハルクからカリヨン橋、小田急百貨店、モザイク坂を通り、新宿ミロードに至る商業エリアを甲州街道を越えて代々木方面へ延長することを目指していました。この構想によって、周辺の道路網が一新されると共に、地域の活性化が期待されていました。

さらに、新宿南口に関連して、小田急電鉄はJR東日本と共同開発に合意し、JR本社の新宿移転を決定。その結果、JR東日本本社ビルが建設され、小田急側でも小田急サザンタワーが完成しました。これにより、両ビルの周辺には新宿サザンテラスというオープンスペースが整備され、より多くの人々が集まる場となっています。

2006年11月22日、ハルクから新宿サザンテラスまでの商業施設地区は「新宿テラスシティ」と名付けられました。この名称は、この地域の商業施設が集積した点を表現しています。

商業施設の紹介

新宿テラスシティには多彩な商業施設が揃っています。以下はその一部です：

• - 小田急百貨店：高品質な商品が揃う百貨店で、食料品や衣料品、雑貨など幅広いラインナップが魅力です。
• - ハルク：ファッションから雑貨まで多様なショップが集まる商業施設で、若者を中心に人気があります。
• - 新宿ミロード・モザイク通り：多彩な飲食店やショップが並ぶエリアで、気軽に立ち寄れる空間を提供しています。
• - 小田急エース：新宿駅地下に位置するショッピングエリアで、便利で活気ある印象を与えています。
• - 新宿サザンテラスの店舗：さまざまな飲食店やカフェがあり、休日のリフレッシュにぴったりです。
• - 小田急ホテルセンチュリーサザンタワー：宿泊施設としても利用できる、利便性と快適性を兼ね備えたホテルです。

新宿テラスシティは、文化やビジネスが交わる場所として、訪れる人々に新たな体験とサービスを提供し続けています。地域の核となるこの商業施設地区は、進化を続ける東京都心の重要なスポットとして、多くの人々に親しまれています。

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