新富町停留場

新富町停留場：富山の活気と歴史を繋ぐ停留場

富山地方鉄道富山軌道線支線の新富町停留場は、富山県富山市新富町に位置する、歴史と活気に満ちた停留場です。駅番号はC16。併用軌道上に設置され、相対式ホーム2面2線の地上駅として、乗客の利便性を高めています。

歴史を刻む軌跡

新富町停留場の歴史は古く、1913年（大正2年）9月1日、富山電気軌道の神通町停留場として開業しました。その後、1920年（大正9年）7月1日には富山市に譲渡され、富山市営軌道の停留場となりました。1934年（昭和9年）頃には、桜橋 - 富山駅前 - 総曲輪間のルート変更に伴い、現在地に移転しています。

1943年（昭和18年）1月1日には路線が富山地方鉄道に譲渡され、同社の停留場となりました。しかし、1945年（昭和20年）8月2日の富山大空襲により被災し、営業を休止せざるを得ませんでした。1949年（昭和24年）3月15日、富山駅前 - 旅篭町間の路線復旧に伴い、営業を再開。そして1962年（昭和37年）5月1日、現在の「新富町」停留場へと改称されました。

バリアフリー化と快適な駅空間

停留場は交差点を挟んで千鳥式に配置されたホームが特徴的です。2016年（平成28年）3月には、バリアフリー化の一環としてスロープが設置され、上屋付の駅舎も整備されました。これにより、高齢者や障がいを持つ方々にとっても、より利用しやすい駅となっています。

賑わいを見せる駅前

新富町停留場周辺は、飲食店が密集しており、活気に満ち溢れています。特に金曜日の夜や土曜日の夜は、多くの飲食店が賑わいを見せ、駅前飲食店街、歓楽街として賑やかさを増します。ビジネスホテルも多く立地しており、観光客やビジネス客にも便利な立地となっています。

周辺には、富山エクセルホテル東急、ホテルルートイン富山、ホテルクラウンヒルズ富山、ホテルパークイン富山、ホテルプライム富山などのホテルの他、富山駅前郵便局、富山銀行富山駅前支店など、様々な施設が集中しています。

接続路線と周辺環境

新富町停留場は、富山地方鉄道富山軌道線（支線・富山駅南北接続線）に位置し、富山駅停留場 (C15) と県庁前停留場 (C17) を結ぶ路線上にあります。周辺には商業施設やオフィスビルも多く、利便性の高いエリアとなっています。

新富町停留場は、単なる交通手段としての役割を超え、富山の歴史と活気を象徴する場所と言えるでしょう。今後も、地域住民や観光客にとってなくてはならない存在として、その役割を担い続けることでしょう。

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