新昌駅

新昌駅について

新昌駅（シンチャンえき）は、大韓民国忠清南道の牙山市新昌面に位置し、韓国鉄道公社（KORAIL）の長項電鉄線に属する駅です。駅番号はP177であり、正式な名称は「新昌(順天郷大)駅」となっています。これに加えて、「韓国ポリテク4大学」という副駅名が付けられており、地域の特徴を表しています。

駅の構造

新昌駅は島式ホームが2面、4線を備えた地上駅です。この駅は長項線の途中に位置していますが、下り方向に向かう列車はITX-マウムが1日1本しか運行されていないため、道高温泉や益山方面へのアクセスには、前の温陽温泉駅での乗り換えが必要です。

現在、2024年のITX-マウムの運行開始まで、1番線と4番線は使用されていません。これらのホームは柵とチェーンで規制されています。そのため、使用されているのは主に2番線と3番線で、過去にはヌリロが2番線、そして1号線の電車が3番線を利用していました。時間帯によっては、すでに列車が2・3番線に入線している場合、ヌリロは3番線、1号線の電車は2番線で乗客を扱うこともありました。

駅周辺の環境

新昌駅は周囲に小高い山々が広がる静かな場所に位置しており、大きな集落はありません。駅から西へ約1.6kmの場所には順天郷大学校があり、徒歩で30分程度の距離です。また、韓国ポリテク4大学も近くに存在します。

駅の歴史

この駅の名前は、三国史記に登場する新昌県に由来しています。新昌駅の歴史を振り返ると、1922年6月15日に五木駅（오목역）として開業しました。その後、1926年8月8日に忠南新昌駅（충남신창역）に改称され、1955年7月1日に現在の「新昌駅」に改称されました。

2004年7月15日には旅客扱いが中止され、その後2005年10月1日には貨物の取り扱いも終了しました。駅は2007年12月21日に現在の場所に移転しましたが、営業休止は続いていました。さらに、2008年12月8日には新昌(順天郷大)駅に改称され、同年12月15日には長項電鉄線が開業して旅客営業が再開されました。2024年11月2日にはITX-マウムの運行が開始され、この駅で一般列車の運行が再び行われる予定です。

隣の駅

新昌駅の隣には、韓国鉄道公社の長項線が運行する温陽温泉駅と新礼院駅があります。温陽温泉駅（P176）から新昌(順天郷大)駅（P177）間では、通過するセマウル号やムグンファ号の列車もあります。これにより、地域の交通網が充実し、住民や観光客にとって利便性の高い駅となることでしょう。


新昌駅は、交通の要所として地域に貢献しており、さらなる発展が期待されます。

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