新春オールスター大運動会

新春オールスター大運動会とは

『新春オールスター大運動会』は、1971年から1987年までTBS系列で放送された特別番組で、全16回にわたり人気を博しました。この番組は、集英社の協賛を受けながら、数多くの芸能人が参加し、競技を通じてチーム間で競争を繰り広げるバラエティ色の強いスポーツイベントです。なお、最初の2回は正月以外に放送されていましたが、このカテゴリに含めて説明します。

概要

この運動会の形式は、フジテレビ系列の『オールスター紅白大運動会』に倣ったものですが、特筆すべき点は、参加する芸能人が所属するレコード会社を代表した対抗戦であることです。初回には2社が参加しましたが、次第にその数が増え、最終的には10社が競技に参加するようになりました。

番組は1974年から正月恒例の特番となり、収録地点も当初の日本武道館から東京都体育館（現在の東京体育館）へと変わり、最終回は国立代々木競技場の第一体育館で行われました。1985年にはフジテレビ版が終了し、他の競技も同様の枠組みを持たなかったため、本番組は唯一の芸能人対抗運動会として位置付けられるようになりました。

タイトルの変遷

番組の正式タイトルは数回変更されており、1971年には「歌謡スター紅白大運動会」としてスタートしました。その後、1972年にはフジテレビ版と同様の名前にし、1974年からは「第〇回レコード〇社対抗'〇〇新春オールスター大運動会」という式を用い、1987年は単に「1987年新春オールスター大運動会」として放送されました。

出演者

番組の総合司会は、高橋圭三や渡辺謙太郎などの著名なアナウンサーが務めました。特に高橋圭三は1971年から1985年まで長期にわたり司会を担当し、渡辺謙太郎は1986年と1987年にその役割を引き継ぎました。他にも、三雲孝江らが進行役や実況として参加しました。

主な競技内容

『新春オールスター大運動会』では、100ｍ競争や障害物競争、綱引きなど、様々な競技が行われました。100ｍ競争は番組の冒頭で多く行われていましたが、搭乗社数が増えると、男女別に分けられ、特定の形式に則って進められました。障害物競争は個人競技で、綱引きは全選手参加の団体競技としました。特に、シェイプアップクイズという生き残り式のクイズや、リレー競技ではレコード会社の宣伝部門が参加するなど、独自のスタイルが見られました。

閉会式と表彰

大会の締めくくりとして、全選手が並び、得点が発表されます。最高得点を獲得したチームには優勝旗やトロフィーが授与され、準優勝チームにも栄誉が与えられました。また、個人賞や特別賞も設けられ、優秀選手には副賞として特別なアイテムが贈られました。

大会讃歌

大会のテーマ曲は「2001歩のマーチ」で、1984年に作られましたが、実際に歌われたのはわずか2回のみでした。

結論

『新春オールスター大運動会』は、エンターテインメントと競技を融合させた成功した番組として、多くの視聴者の記憶に残っています。芸能人たちの活躍と競技の楽しさは今も語り継がれています。

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