新潟新幹線車両センター

新潟新幹線車両センターの概要

新潟新幹線車両センターは、東日本旅客鉄道（JR東日本）が管理する新幹線の車両基地で、新潟県新潟市東区に位置しています。上越新幹線の終点である新潟駅から南東へ5.1kmの距離にあり、信越本線や白新線に隣接しています。このセンターは積雪や凍結に対する対策が施されており、すべての車両収容線に屋根が備えられています。

敷地面積は約1900メートルの延長と200メートルの幅を誇り、当初は約450両の車両検査に対応していましたが、将来的にはその数を拡張し約1000両にする計画があります。主な機能として、車両の留置や仕業・交番検査が行われています。

設備の詳細

新潟新幹線車両センターには多様な設備があります。まず、着発収容線は14線あり、建物内には最大16両編成に対応する430メートルの線があります。将来的に20線への拡張が可能です。また、仕業・交番検査線は6線あり、屋内に330メートルの長さを持つラインがあります。さらに、屋外には車両洗浄装置が3台設置されています。

このセンターでは、臨時修繕線も設けられており、故障車両の修理に対応しています。また、車輪研削線や保守用車の基地も備えているなど、幅広い機能を有しています。

歴史

新潟新幹線車両センターの歴史は1972年に始まりました。この年の10月に建設工事が着手され、1980年に試験用車両が搬入されました。1981年には新潟新幹線第一運転所としての運用が開始され、その後1987年に国鉄分割民営化によってJR東日本に継承されました。2004年には、新潟新幹線第一運転所から新潟新幹線車両センターに名称変更され、最近では2019年に新幹線統括本部の発足に伴い、センターの運営が新たな体制へ移行しました。

配置車両

2022年8月現在、新潟新幹線車両センターにはいくつかの車両が配置されています。E2系電車が110両、E7系電車が168両で、新幹線「とき」や「たにがわ」に使用されています。過去にはE3系やE1系なども配置されていましたが、現在では運用が終了しています。

新潟新幹線車両センターは、地域の交通の要として重要な役割を果たしており、その充実した設備と歴史は新潟の鉄道文化の一部であり続けています。

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