新潟県立八海高等学校

新潟県立八海高等学校

新潟県南魚沼市に位置する新潟県立八海高等学校は、地域に根ざした教育を提供する県立の専門高校です。そのルーツは、1969年に開校した六日町女子高校に遡ります。

概要

1995年度の男女共学化に伴い、現在の八海高等学校へと名称を変更しました。かつては多様な専門学科と専門コースを擁していましたが、2019年度からは専門学科の募集を停止し、普通科の中に福祉コースとスポーツコースを新たに設置しました。このコース再編は、2018年10月に発表され、新たな教育体制へと移行しました。

専門学科の中でも、特に体育学科は県内の公立高校では唯一の設置であり、特色ある教育を提供していました。普通科では、2年生に進級する際に、生徒は語学文理コースと情報ビジネスコースのいずれかを選択していました。

語学文理コースでは、実践的な英語力の育成に重点を置いており、実用英語技能検定準2級の受験が推奨されていました。一方、情報ビジネスコースでは、商業高校で提供されるような専門的な授業が行われ、日商簿記検定や全商簿記実務検定など、様々な検定取得の機会が設けられていました。これらの検定を通じて、生徒たちはビジネスに関する幅広い知識とスキルを習得していました。

専門コースは普通科内に設置されていますが、総合学科を擁する総合高校に近い教育内容を提供していると言えるでしょう。

設置課程

八海高等学校では、全日制課程において以下の学科・コースが設置されています。

普通科（1995年度設置）
スポーツコース（2019年度設置）
福祉コース（2019年度設置）
ビジネスコース（2019年度設置）
かつて設置されていた課程
語学文理コース（外語系、2018年度に募集停止）
情報ビジネスコース（商業系、2018年度に募集停止）
体育科（1995年度設置、2018年度に募集停止）
家庭福祉科（2014年9月設置、2018年度に募集停止）
福祉科（1995年度設置、2014年9月廃止）

沿革

1969年1月1日 - 開校準備事務所が六日町高校内に設置
1969年4月1日 - 新潟県立六日町女子高等学校として開校（普通科4学級、家政科2学級）
1969年4月30日 - 開校記念式典を挙行
1970年12月1日 - 校旗樹立式
1995年4月1日 - 新潟県立八海高等学校へ改称、男女共学を開始。家政科の募集を停止し、体育科・福祉科を設置
1996年4月 - 体育・福祉棟、上屋根付きプール棟が竣工。その後数年間で、全天候型屋内スポーツ練習場・新グラウンド・テニスコートが竣工
1996年11月16日 - 家政科閉科記念式典を挙行
1996年12月 - 全天候型屋内スポーツ練習場が竣工
1997年9月 - 新グラウンド・テニスコートが竣工
1997年11月8日 - 創立30周年記念式典を挙行
2004年9月 - ゴルフ練習場が完成
2014年9月 - 普通科の募集を1学級減らし、福祉科を家庭福祉科に転換
2017年10月21日 - 創立50周年記念式典を挙行
2019年4月 - 家庭福祉科の募集を停止し、普通科1学科4コース制として、体育科を普通科スポーツコースに改組。

交通アクセス

JR東日本（上越線）・北越急行（ほくほく線）六日町駅（西口）より北西へ900m（徒歩約10分）

学校行事

4月 - 入学式、1学期始業式
5月 - 中間考査
6月 - 体育祭
7月 - 期末考査、1学期終業式、夏季補習
8月 - 夏季補習
9月 - 2学期始業式、マラソン大会
10月 - 2年修学旅行、中間考査
11月 - 秋華祭
12月 - 期末考査、クラスマッチ
1月 - 中間考査（1・2年）、学年末考査（3年）
3月 - 学年末考査（1・2年）、卒業式、3学期終業式

部活動

八海高等学校では、多様な部活動が活発に行われています。

運動部：スキー部、陸上競技部、水泳部、水球部、女子バレーボール部、ゴルフ部、バスケットボール部、なぎなた部、バドミントン部、テニス部
文化部：福祉部、ビジネスコンピュータ部、軽音楽同好会、創作部、写真部、書道部、美術部、吹奏楽部、茶・華道部、食物部

著名な出身者

山下美弥子（ソウル五輪・バレーボール代表）
長谷川柊（陸上選手）

関連項目

新潟県高等学校一覧
日本の福祉に関する学科設置高等学校一覧
日本の体育科設置高等学校一覧

外部リンク

公式ウェブサイト
* 八海高校（旧六日町女子高校）同窓会

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