新潟県道296号横山巻線

新潟県道296号横山巻線（横山バイパス）

新潟県道296号横山巻線は、新潟市西蒲区内を通る主要地方道であり、地域住民からは「横山バイパス」の通称で親しまれています。この道路は、西蒲区巻市街地の北側を東西に横断し、地域の交通を支える重要な役割を担っています。

概要

横山バイパスは、巻市街地南側を通過する従来の県道（現在の国道460号）の交通隘路を解消するために建設されました。従来の県道は道幅が狭く、クランク状の構造が交通の妨げとなっていました。このような背景から、巻町の道路交通円滑化を図るため、市街地北側に新たな道路として横山バイパスの整備が進められました。

1973年（昭和48年）には、この道路は町道から県道に昇格し、新潟県に移管されました。その後、道路が全線開通すると、沿線地域では宅地化や市街地化が急速に進みました。1991年（平成3年）10月18日には、町制施行100周年を記念する事業として「育てよう緑の並木道」が行われ、起点の竹野町交差点から巻・西川・潟東消防事務組合消防本部（現在の新潟市消防局西蒲消防署）付近までの700mの区間に、45本のケヤキが植樹されました。

路線データ

起点：新潟市西蒲区竹野町字下田（竹野町交差点 - 新潟県道2号新潟寺泊線、新潟県道562号角田山麓公園線交点）
終点：新潟市西蒲区巻甲（巻北交差点 - 新潟県道380号今井巻線終点）
路線延長：2.1km

路線状況

横山バイパスは、巻北交差点から東側で県道380号を経由し、国道116号（巻バイパス）の巻北インターチェンジ交差点に接続しています。巻中心部を通過する国道460号の一部区間は大型車の通行が困難なため、多くの車両が横山バイパスを迂回路として利用しており、近年交通量が増加傾向にあります。しかし、越後線を横断する館之城踏切付近を含む市街地区間では、道幅がやや狭く、歩道が十分に整備されていない箇所も存在するため、更なる道路整備が求められています。

国道460号の巻南バイパス（巻地区南部区間）が2009年（平成21年）秋に開通したことで、横山バイパスに集中していた巻地区中心部の交通を分散させる効果が生まれています。

地理

横山巻線は、新潟県新潟市西蒲区を通過します。

交差する道路

新潟県道2号新潟寺泊線（竹野町交差点）
新潟県道562号角田山麓公園線（竹野町交差点）
新潟県道374号五千石巻新潟線（館之城交差点）
新潟県道380号今井巻線（巻北交差点）
新潟市道（旧国道116号、巻北交差点）

外部リンク

新潟市 土木部 土木総務課
新潟市 土木部 西部地域土木事務所
* 新潟市 西蒲区 建設課

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