新潟県道322号鹿瀬日出谷線

新潟県道322号鹿瀬日出谷線は、新潟県東蒲原郡阿賀町内を東西に結ぶ一般県道です。阿賀町の鹿瀬地区から日出谷地区を結び、地域住民の生活や産業を支える重要な役割を担っています。

路線の概要

起点：新潟県東蒲原郡阿賀町鹿瀬（国道459号交点）
終点：新潟県東蒲原郡阿賀町日出谷字志津乙（国道459号交点）

鹿瀬地区は阿賀町の北部に位置し、阿賀野川沿いの集落や工場が点在しています。一方、日出谷地区は阿賀町の南部に位置し、日出谷駅を中心に住宅地が広がっています。県道322号線は、これらの地域を結び、人や物の流れを円滑にしています。

道路施設：平瀬橋

県道322号線には、阿賀野川を渡る平瀬橋があります。この橋は、地域の交通を支える重要な構造物です。

形式：ランガー桁橋
橋長：174m
最大支間長：140.0m
幅員：4.0m
床版：RC（鉄筋コンクリート）
施工：宮地鐵工所
発注者：鹿瀬町（当時）
竣工：1975年度（昭和50年度）

平瀬橋は、1975年に完成した比較的小さな橋で、阿賀野川を渡る際の重要なルートとなっています。

地理・周辺情報

県道322号線は、阿賀町内のみを通過します。沿線には、JR磐越西線の鹿瀬駅や日出谷駅、新潟県警察津川警察署の鹿瀬駐在所や日出谷駐在所、阿賀町消防本部日出谷分遣所、阿賀町役場鹿瀬支所、鹿瀬郵便局、日出谷郵便局などがあります。また、新潟昭和鹿瀬工場（昭和電工関連会社）も沿線に位置しています。

交差する道路

国道459号（起点：阿賀町鹿瀬、「阿賀町役場鹿瀬支所」東方）
国道459号（終点：阿賀町日出谷字志津乙、「日出谷駅」西方）

県道322号線は、起終点ともに国道459号と接続しており、広域的な交通ネットワークの一部を担っています。

沿革と地域への影響

県道322号線沿線には、かつて昭和電工鹿瀬工場が引き起こした第二水俣病の発生地があります。この事実は、地域の歴史に深く刻まれており、環境問題への意識を高めるきっかけとなりました。現在、工場は新潟昭和として操業を続けていますが、環境対策には細心の注意が払われています。

県道322号線は、地域の交通を支えるだけでなく、歴史や文化、環境問題といった様々な側面を持つ重要な道です。阿賀町を訪れる際には、ぜひこの道を通って、地域の魅力を感じてみてください。

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