鹿瀬町

鹿瀬町（かのせまち）

鹿瀬町は、かつて新潟県東蒲原郡に存在した町です。2005年4月1日に、津川町、上川村、三川村と合併し、阿賀町が発足したことにより消滅しました。

概要

鹿瀬町の町域は、明治時代には国内有数の産銅量を誇った草倉銅山で賑わいを見せました。その後は、昭和電工鹿瀬工場の企業城下町として発展したという歴史的背景を持っています。しかし、同工場から阿賀野川へ流出した水銀が原因となり、新潟水俣病が発生するという悲しい出来事も起こりました。

地理

鹿瀬町は、豊かな自然に囲まれた地域でした。

山：飯豊山、大日岳などの山々が連なっています。
河川：阿賀野川、実川などの河川が流れています。

歴史

沿革

1955年（昭和30年）4月1日 - 東蒲原郡の両鹿瀬村、豊実村、日出谷村が合併し、鹿実谷村（かみたにむら）が発足しました。
1956年（昭和31年）
1月1日 - 町制が施行され、鹿実谷町（かみたにまち）となりました。
1月10日 - 名称を鹿瀬町に変更しました。
2005年（平成17年）4月1日 - 東蒲原郡の津川町、上川村、三川村と合併し、阿賀町となり消滅しました。

経済

産業

昭和電工（鹿瀬工場）
鹿瀬ダム

教育

町内には以下の教育機関がありました。

鹿瀬小学校
日出谷小学校
鹿瀬中学校

交通

道路

国道459号
新潟県道174号角島鹿瀬線
新潟県道322号鹿瀬日出谷線

鉄道

東日本旅客鉄道（JR東日本）磐越西線
鹿瀬駅
日出谷駅
豊実駅

観光

鹿瀬町には、自然や歴史に触れることができる観光スポットが点在していました。

奥阿賀遊覧船「奥阿賀丸」
角神青少年旅行村
角神温泉・角神スキー場・角神りんご園
かのせ温泉
麒麟山温泉
赤崎山展望台・森林公園
角神釣り場・つかみどり場
奥阿賀ふるさと館
ふくろう会館・アートギャラリー
実川渓谷
不動滝
飯豊山登山
護徳寺：観音堂は国の重要文化財に指定されています。
五十嵐家住宅：主屋、上手蔵、下手蔵は国の重要文化財に指定されています。
SLばんえつ物語号
鍾馗（しょうき）様祭り

参考文献

『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。

関連項目

* 新潟県の廃止市町村一覧

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