新羽車両基地

新羽車両基地の概要

新羽車両基地（にっぱしゃりょうきち）は、神奈川県横浜市港北区北新横浜にある横浜市営地下鉄の車両基盤です。この施設は1993年に横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸に伴い設置され、上永谷[[車両基地]]と共にブルーラインの車両管理を行っています。基地の特徴として、出入庫線は新羽駅に接続する一方で、最寄りの駅は北新横浜駅となっています。

車両基地の構造

新羽車両基地は、地上1階部分が鶴見川の遊水池として利用され、その屋上には事務所やスポーツ施設があり、外部からは2階部分の留置線にある車両を視認するのが難しい特徴があります。2002年には万代町運輸指令所が移転し、ここに総合指令所が設立されました。この指令所では、ブルーラインとグリーンラインの運行管理が一括して行われています。

一方、車両基地内の線路には、通常の本線で使用されている50kg/mNレールに対し、通トン数が少ないことから40kg/mNレールが採用されています。また、1000形の第1編成である1011Fが、初の3両編成として動態保存されています。2004年から2007年にかけては、廃車解体や、グリーンライン建設工事による土砂の仮置きを目的とした特設解体場も設けられていました。

あおばスポーツパーク

新羽車両基地の1階部分には新羽変電所、2階部分には検車庫、信号機器室、留置線が設置されています。そして3階には信号扱所、保守区事務所、さらに総合指令所が配置されています。2019年以降、使われていなかった空間の一部がビック・ライズに貸し出され、スポーツ施設「あおばスポーツパーク」として営業が行われています。

あおばスポーツパークの主な施設

• - あおば新横浜ロジスティクスセンター：ビック・ライズの食品スーパーの物流センターです。
• - ジャパンアスレチックアカデミー：各種スポーツのトレーニングが行われています。
• - スポーツ施設（3階屋上）

- フットサル場「あおばスカイフィールド」
- テニスコート「K-powersテニスアカデミー」
- バッティングセンター「スウィングスタジアム横浜」
- カフェレストラン「あおばフードガーデン」
- 駐車場「タイムズあおばスポーツパーク」（229台収容）

その他の情報

車両基地の外観は、映画『交渉人 真下正義』にも登場し、「東車両基地」として使用されました。また、2005年からは「はまりんフェスタ」として一般公開されることもあり、多くの訪問者が集まっています。

新羽車両基地は、ただの車両管理施設ではなく、地域に貢献するスポーツ施設とも連携する場として、人々に役立っています。

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