新羽駅

新羽駅（にっぱえき）

新羽駅は、神奈川県横浜市港北区新羽町に位置する、横浜市営地下鉄ブルーライン（3号線）の駅です。駅番号はB27で、新羽車両基地への出入庫線が分岐しており、乗務員の交代も行われる重要な拠点となっています。周辺地域は「新横浜都心」として指定され、横浜市の主要な都心機能の一翼を担っています。

駅の概要

新羽駅は、神奈川県道140号川崎町田線（港北産業道路）の新羽駅前交差点に位置し、鶴見川沿いの平坦な地にあります。駅周辺には、低層住宅、事務所、中小工場、倉庫などが混在しています。地下鉄の開業に伴い、駅の西側にはバスターミナルが整備され、交通の便が向上しました。

駅構造は、3階にプラットフォームがある高架駅で、2面3線のホームを有しています。これは、新羽車両基地への入出庫線があるためで、駅の前後には分岐器も設けられています。このため、駅構内は比較的規模が大きいです。

歴史

新羽駅は、1993年（平成5年）3月18日に横浜市営地下鉄3号線の新横浜駅 - あざみ野駅間の開通とともに開業しました。2006年12月には、ワンマン運転の実施を前に、3番線ホームに試験的にホームドアが設置されました。当初はドアは稼働しませんでしたが、2007年4月21日に本格的に使用が開始されました。その後、2012年4月20日にはdocomo Wi-Fiによる公衆無線LANサービスが開始され、2015年7月18日のダイヤ改正では、快速停車駅となりました。

駅名の由来は、所在地名である「新羽町」から来ています。建設中の仮称駅名も「新羽町」でした。

駅構造

新羽駅は、島式ホーム2面3線を有する高架駅で、湘南台方面とあざみ野方面でホームが分かれています。中線は両方向共用で、主に新羽車両基地への入出庫列車や、日中に設定される当駅始終着の湘南台方面普通列車が使用します。ブルーラインは第三軌条方式で電化されており、通常はホームの反対側に第三軌条を設置し、乗客の安全を確保しますが、新羽駅の2・3番線ホームは両側から乗降が可能なため、3番線ホーム直下に第三軌条が設置されています。これにより、転落時の感電リスクが高いため、レールや防護カバーは黄色と黒色の警戒色で塗装されています。安全対策として、ワンマン運転開始に先立ち、2007年4月21日に3番線ホームにホームドアが設置されました。

のりば

※路線名は旅客案内上の名称（愛称）で記載。

利用状況

2022年度の1日平均乗降人員は19,885人（乗車人員：9,883人、降車人員：10,002人）です。近年、1日平均乗降・乗車人員は増加傾向にあります。

駅周辺

駅周辺は、かつては工場地帯でしたが、ブルーライン開業後はマンションなどの住宅が増加しています。主な施設としては、以下のものがあります。

横浜市新田地区センター
横浜市港北消防署新羽消防出張所
新田郵便局
横浜太尾郵便局
横浜銀行新羽支店
川崎信用金庫新羽支店
さわやか信用金庫新羽支店
横浜信用金庫新羽支店
東急バス新羽営業所
神奈川県立港北高等学校
スーパーローヤルよつや
食品館あおば 新羽店
クリエイトSD
イオン横浜新吉田ショッピングセンター
イオン横浜新吉田店
ヨネヤマプランテイション（ザ・ガーデン本店）
港北産業道路
宮内新横浜線
西方寺
常真寺


また、当駅は東急東横線沿線や都筑区、イケア港北方面などの商業施設へのアクセス拠点となっています。

バス路線

新羽駅には、東急バスなどの路線バスが乗り入れています。

隣の駅

横浜市交通局

ブルーライン（3号線）
■快速
新横浜駅 (B25) - 新羽駅 (B27) - 仲町台駅 (B28)
■普通
北新横浜駅 (B26) - 新羽駅 (B27) - 仲町台駅 (B28)

脚注

神奈川県県勢要覧

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]
中野坂上駅・新石切駅 - 当駅とほぼ同様の構造となっている駅。

外部リンク

* 横浜市交通局 新羽駅

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