新谷のぼる・泉かおり

新谷のぼる・泉かおりは、夫婦で活動していた漫才コンビであり、マジックも取り入れたユニークな芸風で知られていました。泉かおりの鋭いツッコミが漫才とマジックの両方で際立っており、観客を魅了しました。

芸風と経歴

新谷のぼるは、元々梅田OSミュージックでコメディアンやヴォードヴィル芸人として活動していました。その後、コミックマジシャンとして、おしゃべりを交えたスタイルを確立しました。アラビアン風や中国風の衣装を身にまとい、独特の雰囲気を醸し出しています。

一方、泉かおりは漫才作家である秋田實の最後の弟子として知られています。それ以前には、東京でコロムビア・トップ・ライトに師事し、女性とコンビを組んでいました。名古屋の大須演芸場に出演していた頃に吉本興業から声がかかり、1975年から吉本の花月に出演するようになりました。

夫婦コンビとしての活動は順調でしたが、1982年に離婚し、コンビを解消しました。

メンバー

新谷のぼる（本名：重田隆弘、1943年生まれ）：ボケ担当。
泉かおり（本名：重田実英子、1940年生まれ）：ツッコミ担当。

コンビ解消後

新谷のぼるは、コンビ解消後もコミックマジシャンとして活動を続けました。アラビアン風や中国風の衣装をまとい、独自のスタイルを追求しています。一方、泉かおりは芸能界を完全に引退し、吉本興業の主要劇場で中堅として活躍しました。

関連人物

ゼンジー北京
マギー司郎

参考文献

* 「現代上方演芸人名鑑」（少年社、相羽秋夫、1980年）

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