マギー司郎

マギー司郎のプロフィール

マギー司郎（本名：野澤 司郎）は、日本の著名な手品師であり、タレントとしても広く知られています。1946年3月17日生まれで、茨城県真壁郡下館町（現・筑西市）出身の彼は、現在日本奇術協会の相談役を務めています。オフィス樹木に所属し、長年にわたり多くの人々から親しまれています。

来歴

マギー司郎の芸歴は約60年に及び、彼のキャリアは16歳での上京から始まりました。一旦水商売のアルバイトをしつつ、マジックスクールに通い、マジックを学びました。1966年、20歳のときに道頓堀劇場で初めての舞台に立ち、「ジミー司」という名前で活動をスタートしました。彼は、正統派のスライハンドマジックをこなし、1968年にはマギー信沢に師事し、正統派マジシャンとしての基礎を築きました。

その後、茨城弁を活かした「おしゃべりマジック」に転向し、より多くの観客に愛されるようになりました。1980年に『お笑いスター誕生!!』で7週連続勝ち抜き、テレビでの活動も活発化。そのユニークなスタイルと親しみやすさで、多くのファンを獲得しました。さらに、1981年と1982年に「日本放送演芸大賞ホープ賞」を受賞するなど、波に乗っていきました。

現在、彼はマギー一門のリーダーとして多くの弟子を育てています。58年の芸歴を誇り、通算約2万5000回の高座に立ち、舞台に一度も休むことなく向かっています。（2024年3月時点）

人物

マギー司郎は9人兄弟の7番目として育ち、16歳で上京した後は長い間故郷に戻ることはありませんでした。母親とは約20年ぶりの再会を果たし、私生活では2度の結婚と離婚を経験。自らの結婚生活について振り返り、「結婚生活には向いていない」と語っています。

芸風

彼の特長的なスタイルは、メガネと口ひげ、派手な燕尾服を身にまとい、茨城弁を使った客いじりが特徴的です。マギー司郎は「ネタばらし」から始めるユニークな演出があり、「縦縞のハンカチを横縞にする」などのインチキ手品を行いながら、日常的なトークで観客を楽しませます。彼はまた、正統派マジックへ戻ることで高座を締めくくる独自のスタイルを持っています。

エピソード

手品との出会いは、上京後の下積み時代にさかのぼります。池袋の安アパートで暮らしつつ、バーやキャバレーで働き、趣味としてマジックを学んでいきました。初舞台の際はストリップ劇場で、その後の控えめな芸風はこの時期に育まれました。マジックの道具が増えていくうちに、「マジックで食べていければ」と夢見るようになった彼は、芸能社へ自主的にアプローチしスタートを切ります。

先輩弟子や後輩たちから評価されつつ、テレビやラジオ、映画など多岐にわたって活動を続けています。

今後も、マギー司郎の独特なマジックと親しみやすいキャラクターは、多くのファンに愛され続けることでしょう。彼の芸術的な才能と人間性は、今後の活動にも影響を与え続けていくことが期待されています。

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