新都心公園

新都心公園は、沖縄県那覇市おもろまちに位置する総合公園です。2001年6月に天久公園（仮称）として一部供用が開始され、2005年6月に現在の名称である新都心公園へと変更されました。

この公園は、1987年5月に全面返還された米軍牧港住宅地区の跡地に造成された那覇新都心内にあります。新都心内にある9つの公園の中で最も規模が大きく、那覇市の防災公園としての役割も担っています。特に多目的広場は、災害時に大型車両が進入したり、ヘリポートとして使用されることを想定して設計されています。そのため、芝の路盤材には荷重耐性のあるメッシュエレメントが使用されており、那覇市緑化センター地下には災害備蓄品の保管倉庫も設置されています。

また、公園内には二つの歩行者専用橋、おもろ天空橋とおもろ花風橋があります。これらは災害時の避難路や緊急車両用の道路としても利用できるように設計されています。

沿革

2001年6月7日：天久公園（仮称）として供用開始。
2003年11月4日：多目的広場供用開始。
2005年6月1日：新都心公園へ名称変更。
2006年5月15日：おもろ天空橋開通式。

公園内設備・施設

テニスコート
多目的広場
バスケットボールコート
スケートボードコート
ジョギングコース：柔らかい特殊舗装が施されており、足への負担を軽減します。
那覇市緑化センター
おもろ天空橋：おもろまち駅と新都心公園を結ぶ歩行者専用橋。
おもろ花風橋：黄金森公園と新都心公園を結ぶ歩行者専用橋。

周辺施設

那覇メインプレイス
沖縄県立博物館・美術館
沖縄県立那覇国際高等学校
那覇市役所銘苅庁舎

公共交通機関

モノレール
沖縄都市モノレール線おもろまち駅
路線バス
新都心公園前バス停（10番）
銘苅一丁目バス停（8番・10番）
県立博物館前バス停（3番・7番・10番・11番（一部）・21番・200番・223番・227番・228番・234番・235番・263番・287番）

名称について

公園の名称は、供用開始当初は「天久公園」という仮称でした。これは1987年1[[2月]]の都市計画決定時に決定されたもので、1991年2月の事業認可時にも使用されました。しかし、これはあくまで都市計画上の名称であり、事業完了後の2003年度以降に名称変更が検討されていました。

住民からは、銘苅羽衣伝説にちなんだ「銘苅羽衣公園」への名称変更要望も出ていましたが、最終的には公園が立地する那覇新都心を由来とする「新都心公園」が2005年6月に正式名称となりました。ちなみに、「天久公園」という仮称時代には、「天久運動公園」や「天久総合公園」という名称も使用されていたことがあります。

新都心公園は、広大な敷地の中に様々な施設を備え、地域住民の憩いの場として、また防災拠点としても重要な役割を担っています。

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