新里門駅

新里門駅

新里門駅（シニムンえき）は、大韓民国ソウル特別市東大門区の里門洞に位置する、韓国鉄道公社が運営する京元電鉄線の鉄道駅です。駅には固有の番号として「121」が付与されています。また、近隣に立地する韓国芸術総合学校が副駅名として併記されており、この教育機関への最寄り駅としての役割も担っています。

歴史

当駅は1980年1月5日に営業を開始しました。開業後、路線の運行体系に変化があり、2005年12月15日には龍山駅と城北駅を結んでいた系統が廃止されています。駅施設の改修も行われており、2007年4月13日には南部駅舎の供用が開始されました。これにより、駅の出入り口が従来の2箇所から5箇所へと大幅に拡充され、利用者の駅へのアクセス性が向上しました。

駅名について

駅が所在する地名は里門洞ですが、駅名にはあえて「新里門」という名称が採用されました。これは、かつて存在した忘憂線の里門駅（2004年廃止）との駅名重複による利用者の混同や混乱を避けるためでした。新しい里門地区の駅であることを示す意図が込められています。

駅構造

新里門駅は地上に設けられた駅で、線路の両側にプラットホームが配置された相対式ホーム2面と、それに対応する2線の線路を有しています。駅舎は線路の上部に建設された橋上駅舎となっており、これにより改札口やコンコースが線路を跨ぐ形になっているため、駅の両側からのアクセスが容易になっています。

のりば

当駅には2面のホームがあり、それぞれのホームが各方向の列車乗降に利用されます。具体的な方面については、京元電鉄線の下り方面（議政府、東豆川中央、逍遙山方面）と上り方面（清凉里、ソウル駅、仁川方面）に列車が運行されています。

利用状況

近年の当駅における1日平均の利用者数については、その推移に関する統計データが記録されています。地域における主要な公共交通機関の一つとして、多くの通勤・通学客や地域住民に日常的に利用されています。

駅周辺

駅周辺は、教育施設、公共機関、住宅地、自然環境などが混在するエリアです。

教育機関としては、里門初等学校、石串中学校、石串高等学校、石渓初等学校といった学校が点在しており、多くの学生が当駅を利用しています。また、副駅名にもなっている韓国芸術総合学校の石串洞キャンパスも駅からアクセスしやすい場所にあります。

公共施設としては、里門2洞住民センターや里門2洞治安センターといった行政サービスを提供する施設が立地しています。

歴史的な名所としては、李氏朝鮮王陵の一つである懿陵（ウィルン）が比較的近くに位置しています。その他、国家情報大学院のような特別な施設も存在します。

居住エリアとしては、コーロン・大林アパートや雙龍・大宇・現代アパートといった大規模な集合住宅が多数建設されており、当駅がこれらの住民の主要な交通手段となっています。

自然環境としては、中浪川（チュンナンチョン）が流れ、地域の景観の一部を形成しています。また、隣接する里門1洞地区も駅勢圏に含まれます。

さらに、鉄道関連施設として、韓国鉄道公社の里門車両事業所や首都圏東部本部も近くに位置しており、鉄道運営上の重要な拠点としての機能も併せ持っています。

隣の駅

韓国鉄道公社 京元電鉄線における当駅の隣接駅は以下の通りです。当駅には、京元電鉄線の急行列車および緩行列車（各駅停車）の両方が停車します。

石渓駅 (120) - 新里門駅 (121) - 外大前駅 (122)

関連項目

• - 韓国の鉄道駅一覧

もう一度検索