新SD戦国伝 地上最強編

新SD戦国伝 地上最強編

「新SD戦国伝 地上最強編」は、BB戦士のプラモデルを題材とした武者ガンダムシリーズの第4作です。前作「SD戦国伝 天下統一編」から物語を一新し、「新SD戦国伝」として展開されました。今作では、舞台となる世界観が大きく広がり、天宮（アーク）に加え、影舞乱夢（エイブラム）、赤流火穏（アルビオン）といった新たな国が登場します。

ストーリー構成

物語は四部構成で展開されます。

第一章 竜虎、相まみえる!: 影舞乱夢を舞台に、白龍頑駄無が黄虎賊と戦う。
第二章 大蛇飛駆塞虫の襲来!: 天宮を舞台に、衛府弓銃壱たちが大蛇飛駆塞虫に立ち向かう。
第三章 地獄牙兄弟の反乱: 赤流火穏を舞台に、阿修羅頑駄無が地獄牙兄弟の反乱を鎮める。
第四章 地上最強の決戦!: 三国の勇者が集結し、闇大帝頑駄無との最終決戦に挑む。

世界観

天宮は戦国時代の日本、影舞乱夢は唐土（中国）、赤流火穏は天竺（インド）をモチーフとしています。これらの国の名前は、それぞれガンダムシリーズに登場する戦艦の名前が由来となっています（影舞乱夢:エイブラム、天宮:スペース・アーク、赤流火穏:アルビオン）。

特徴

BB戦士では、各国の頑駄無の武器などが合体するなど、キャラクター同士の連動性が強調されています。また、本作以降、元祖SDガンダムでは武者シリーズは発売されなくなりました。

登場人物は主に『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』『機動戦士ガンダムF91』『モビルスーツバリエーション』などのキャラクターや兵器がモデルになっています。

各章のあらすじ

第一章 竜虎、相まみえる!

影舞乱夢は、突如現れた3つの黒い太陽と時を同じくして、黄虎賊と名乗る集団によって荒廃していました。龍帝の子孫である白龍頑駄無は、黄虎賊に対抗するため、義勇軍に加わることを決意します。臥龍頑駄無から譲り受けた3頭の龍馬が合体した天龍馬に乗り、白龍たちは黄虎璽を討ちます。

第二章 大蛇飛駆塞虫の襲来!

天宮では、赤い十字星が輝く日に巨大竜巻が発生し、壊滅状態に陥っていました。衛府弓銃壱たちは、村を守るために立ち上がり、大蛇飛駆塞虫と対峙します。謎の声に導かれ完成した最強破壊砲により、大蛇飛駆塞虫を討ちます。新慈絵丸から和魂を託された彼らは、さらなる試練に立ち向かいます。

第三章 地獄牙兄弟の反乱

赤流火穏では、領主である鐘馗頑駄無が行方不明となり、阿修羅頑駄無たちは父の捜索を開始します。地獄牙兄弟の反乱を知った阿修羅たちは、龍・牙髄から新たな力と和魂を授かり、地獄牙兄弟を討ち鐘馗を奪還します。しかし、地獄牙の言葉から黒幕の存在を知り、阿修羅は黒守暴穏島へと向かいます。

第四章 地上最強の決戦!

臥龍、新慈絵丸、龍・牙髄の正体は、頑駄無大光帝の家臣「光の三人衆」でした。彼らは大光帝復活のため、各地に散らばり、和魂を託す勇者を探していたのです。一方、闇大帝頑駄無も「闇の三人衆」を用いて各地で暗躍し、自らの復活を企てていました。三国の勇者たちは黒守暴穏島に集結し、大光帝を復活させ、闇大帝との最終決戦に挑みます。激戦の末、大光帝は闇大帝を捕らえ、太陽へと身を投じ、両者を消滅させます。その後、三国を結ぶ道が現れ、平和な未来へと繋がっていくのでした。

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