旅伏駅

旅伏駅について

旅伏駅（たぶしえき）は、島根県出雲市西代町にある一畑電車北松江線の駅です。駅番号は8で、地域の移動手段として重要な役割を果たしています。この駅の特徴には、駅舎内に出雲市立平田中学校の美術部が制作したアートが飾られていることが挙げられ、訪れる人々に癒しを与えています。

歴史

旅伏駅は、1914年4月29日に開業しました。その後、1979年11月1日には無人駅化され、利用者の利便性向上に努めてきました。2006年4月1日からは、一畑電気鉄道が持株会社に移行し、新たに設立された一畑電車株式会社が地域の鉄道事業を継承しました。

駅の構造

旅伏駅は地上駅で、松江方面に向かって左側に単式ホーム1面1線があります。無人駅であるため、乗降の際には利用者自身がそのまま行動する必要があります。シンプルな構造ですが、地域へアクセスする便利な拠点となっています。

利用状況

旅伏駅の1日あたりの平均乗降人員については具体的なデータは記載されていませんが、地域の住民や訪問者に利用されています。観光地へのアクセスや、通学・通勤利用者の存在があるため、一定の利用者数を見込める駅です。

駅周辺の施設

駅周辺には便利な施設が点在しており、特に一畑電車の利用者にとっては便利な環境が整っています。例えば、平田国富郵便局や国富コミュニティセンター、また出雲市立国富小学校など、教育・公共施設が近くに立地しています。さらに、平田自動車教習所も近隣にあるため、交通教育を受ける学生にとっても便利です。

上島古墳

近くには、上島古墳という歴史的な遺跡もあります。この古墳は、水田から約35メートルの比高を有し、6世紀中葉に築かれた円墳です。直径約15メートル、高さ約2メートルのサイズを誇り、家形石棺と竪穴式石室を持っています。この古墳は1957年に国の史跡に指定されており、歴史散策の一環として多くの観光客が訪れます。

康國寺

さらに、康國寺も駅の周辺にあり、この寺院は松江藩の中での重要な場所です。1717年に創建されたこの寺は、松平不昧公お抱えの築庭師・沢玄丹が手がけた美しい庭園が特徴です。旅伏駅の名前も、この山の景観に由来しています。

アクセスと隣接駅

旅伏駅には隣接して美談駅と雲州平田駅があります。北松江線の一環として、特急「スーパーライナー」と急行電車はこの駅を通過し、普通列車のみが停車します。

まとめ

旅伏駅はシンプルでアットホームな無人駅です。その特徴的な美術作品や周辺の歴史的スポットが訪れる人々に新たな発見を提供し、地域の文化や歴史を感じることができる場所となっています。旅行や観光、また通学や通勤の際にも十分に魅力的な駅と言えるでしょう。

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