日の出駅

日の出駅概要

日の出駅（ひのでえき）は、東京都港区海岸二丁目にある、東京臨海新交通臨海線（ゆりかもめ）の駅です。駅番号はU 04で、東京港2号埋立地の内部に位置しています。このため、高潮警戒時に防潮堤より海側にある駅は、ゲートが閉鎖されると孤立してしまうという特徴があります。

歴史

この駅は1995年11月1日に開業しました。「日の出」という駅名は、近くにある東京港の「日の出桟橋」（日の出埠頭）に由来しています。なお、東京都内には「日の出町」という地名もありますが、鉄道の駅は設置されていません。ただし、日の出町にもJR五日市線の各駅から徒歩圏内の地域があります。

駅構造

日の出駅は、高架式の島式ホーム1面2線を持つ構造です。竹芝駅寄りには、待避線を兼ねた上下渡り線があり、試運転や運行障害時の非常用として設置されています。このラインは普段は使われることは少ないですが、臨時列車が運行される際には利用されることもあります。特に、過去に冬季に運行されていた臨時の「夜景列車」では、有明方面からの列車がこの渡り線を利用して夜景見物のために一時停車し、その後、豊洲駅方面に折り返し運転を行っていました。

利用状況

2023年度のデータによると、日の出駅の1日平均乗降人員は約2,405人とされています。開業以来の乗降人員の推移は、年ごとに変動があり、時折波があるものの、駅周辺の発展に伴い安定した利用者の数を維持しています。

駅周辺の施設

日の出駅の周辺には、シーバンスやBLUE FRONT SHIBAURA、ヤナセ本社などのビルが立ち並び、東京のビジネスエリアとして発展しています。また、近隣の「日の出桟橋」では、東京都観光汽船やシーライン東京が運行しており、観光客にも訪れられるスポットとなっています。

バス路線

日の出駅にアクセスするバス路線も充実しています。最寄りの停留所である日の出桟橋入口には、複数のバス系統が乗り入れています。東京都交通局の路線や、港区コミュニティバス『ちぃばす』芝浦港南ルートが運行しており、品川駅港南口行きなどの路線があります。また、JRバス関東の無料巡回バス「JR竹芝 水素シャトルバス」は、日の出ふ頭停留所に停車し、東京駅丸の内南口行きを提供しています。

隣接する駅

日下駅の隣には竹芝駅（U 03）や芝浦ふ頭駅（U 05）が設定されており、東京臨海新交通臨海線（ゆりかもめ）沿線の便利な交通網を形成しています。これにより、日の出駅は多くの人々に利用される重要な交通拠点となっています。

結論

日の出駅は、歴史的背景や周辺の利便性を兼ね備えた駅であり、今後も利用者数の増加が期待されます。訪れる価値のあるスポットが多数存在するため、観光やビジネスでの利用においても有益です。

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