日下公人

日下 公人 (くさか きみんど)

日下公人（くさか きみんど）は、日本の著名な評論家、作家であり、1930年12月9日に兵庫県で生まれました。彼は日本財団の特別顧問や多摩大学の名誉教授、また三谷産業株式会社の監査役といった職に就き、幅広い分野でその影響力を発揮しています。彼の活動は、経済、文化、教育など多岐にわたっており、特に社会への貢献を重視した姿勢が注目されています。

経歴と業績

日下は、1955年に東京大学経済学部を卒業後、日本長期信用銀行に入行します。経済企画庁や銀行の調査部門を経て、取締役や業務開発部長などを歴任し、またソフト化経済センターの理事長としても活躍しました。その後、多摩大学教授や大学院教授として教鞭を取りつつ、多数の著書を発表しています。1979年には著書『新・文化産業論』でサントリー学芸賞を受賞し、以降も多くの著作を出版しました。

彼は、アメリカや中国に対して批判的な見解を持ち、日本の国益を最優先する立場を取り続けています。また、「日本は核武装をすべきだ」と公言し、国際政治における日本の立ち位置についての強い意見を持っています。特に2001年には市民満足学会を共同設立し、その会長としての活動も行っています。このように、彼の発言や活動は、日本の政治や国際問題に関して注目を集めています。

日下は保守的な立場を持つ著名人であり、1996年には「新しい歴史教科書をつくる会」に賛同し、教育分野でも日本の歴史認識の見直しを求める意見を表明しました。さらに、2012年に安倍晋三の総裁選出馬を支援するための民間人有志の会を発足させ、重要な政治的活動を展開しています。

評価

彼の思想や主張は、多くの論者から高く評価されています。特に、彼と対談したことがある石平氏は、「博学多識に基づき、的確」と評価し、日下の主張には深い洞察と論理的な展開があると述べています。このような評価は、日下が持つ独特な視点や豊富な知識に基づくものであり、彼の著書や講演内容が多くの人々に影響を与えている証拠です。

主著

日下は、数多くの著書を執筆しています。彼の代表作には、『デベロッパー 住宅から都市産業へ』や『日本経済“やる気

もう一度検索