日向インターチェンジ

日向インターチェンジ

日向インターチェンジは、宮崎県日向市財光寺にある東九州自動車道のインターチェンジです。日豊海岸国定公園に近く、美しい自然と豊かな歴史文化に囲まれた地域にあります。

開通までの歴史

日向インターチェンジの開通は、長年にわたる計画と建設の過程を経て実現しました。

まず、1989年には東九州自動車道延岡～清武間の基本計画が決定され、その後、段階的な整備計画が進められました。1997年には門川IC～西都IC間の整備計画が決定され、1998年には門川IC～都農IC間の施行命令が出されました。1999年には日向IC～都農IC間の杭打ち式が行われ、2003年には着工式が執り行われました。

2008年には、門川IC～都農IC間の事業認定が国土交通大臣より公示され、2010年には高速道路無料化社会実験の対象区間として門川IC～日向IC間が追加されました。同年8月には、NEXCO西日本が門川IC～日向IC間の開通日を12月4日と発表、11月にはハイウェイウォークが開催されました。そして、同年12月4日、門川IC～日向IC間が開通しました。

その後も、日向IC～都農IC間の整備が進められ、2012年には用地取得が完了、2013年には舗装用アスファルトプラントの火入れ式や開通記念事業実行委員会の発足、寺迫ちょうちょ大橋（世界初の工法「バタフライウェブ」を採用）の竣工など、重要なマイルストーンを迎えました。2014年3月16日には、日向IC～都農IC間が開通、東九州自動車道の宮崎市～延岡市間が全通しました。同日、開通を記念してハイウェイウォークも開催されました。また、同年4月1日には、高速バス「ひむか号」の運行開始に伴い、日向ICにバス停が設置されました。

2018年には、寺迫ちょうちょ大橋がfib賞（国際コンクリート連合が優れたコンクリート構造物に授与する賞）の最優秀賞を受賞するという快挙を達成しました。アジアの高速道路では初めての受賞でした。

周辺環境

日向インターチェンジ周辺は、観光地としても魅力的なエリアです。

美しい海岸線：日豊海岸・お倉ケ浜（日本の渚100選、日本の白砂青松100選）
海浜公園：お倉ヶ浜総合公園
海水浴場：金ヶ浜海水浴場
その他：財光寺駅（JR九州・日豊本線）、宮崎県立日向高等学校、宮崎県立日向工業高等学校、ミニボートピア日向、財光寺ショッピングセンター、サウスタウン日向ショッピングセンター、細島港、道の駅日向、日向サンパーク、日向サンパーク温泉などがあります。

接続道路

日向インターチェンジは、以下の道路と接続しています。

直接接続：国道327号（日向バイパス）、赤岩通線
間接接続：国道10号（日向バイパス）、宮崎県道226号土々呂日向線、宮崎県道15号日知屋財光寺線

料金所

料金所のブース数は、入口が2ブース（ETC専用1、ETC・一般1）、出口が2ブース（ETC専用1、一般1）です。合計4ブースです。

日向バスストップ

日向インターチェンジには、かつて日向バスストップがありました。しかし、2021年3月31日までに停車していた全路線が休廃止されたため、現在はバスは停車していません。かつては、宮崎・延岡～福岡線（夜行）、宮崎～延岡「ひむか号」、別府・大分～宮崎「パシフィックライナー」が停車していました。

隣接インターチェンジ

(24) 門川IC
(24-1) 門川南スマートIC
* (26) 都農IC

日向インターチェンジは、東九州自動車道の円滑な交通と地域の活性化に大きく貢献しています。

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