日向野知恵

日向野知恵について

日向野知恵（ひがの ちえ）は1984年生まれの日本の女子ブラジリアン柔術家であり、元プロボクサーとしても知られています。栃木県小山市出身で、現在はトライフォース柔術アカデミー新宿に所属しています。彼女はプロボクサー時代にスパイダー根本ボクシングジムでトレーニングを積み、女子ミニマム級の第2代王者となるなど輝かしい成果を収めました。

ボクシングキャリアの始まり

日向野は栃木県立栃木女子高等学校を経て、茨城大学に進学しました。卒業後は都内のデザイン会社で働きつつ、キックボクシングに興味を持ち始めました。その後、彼女は地元小山のジムでボクシングに転向し、プロ選手を目指し埼玉県のスパイダー根本に移籍しました。2014年の3月3日にプロボクシングデビューを果たした彼女は、初戦から順調に3連勝を収めるも、次戦で山岸愛子にTKOで敗れ、3連敗を経験しました。

2015年に入ると、日向野は郷司利也子にTKO勝利を果たし、連敗を止めました。その後、名の知れた花形冴美に6回TKOで敗れたものの、同年4月には山岸愛子との再戦に勝利し、雪辱を果たしました。2016年11月、初の世界挑戦として小関桃に挑みましたが、4回TKOで敗れました。その後の挑戦も続き、2018年には韓国での試合で判定負けを喫します。

日本女子ミニマム級王座の獲得とその後

2018年10月31日、後楽園ホールで行われた王座決定戦にて成田佑美と対戦しましたが、1-1の判定で王座を獲得することはできませんでした。しかし、2019年2月に再度成田との対戦を制し、初めての日本女子ミニマム級王座を手に入れます。しかし、続く防衛戦では負傷判定で王座を失う結果となり、その後日向野はプロボクサーとしての活動を引退することになります。

ブラジリアン柔術への転向

2020年、日向野は新たな挑戦としてブラジリアン柔術に転向します。2021年9月には全日本ノーギ選手権と全日本マスター選手権で立て続けに優勝を果たしました。また、2022年1月にはプロ柔術デビューを果たしましたが、吉永愛に惜しくも敗れています。

戦績

日向野のプロボクシングでの戦績は、18戦中8勝（うち2KO）、9敗、1分です。取得した主なタイトルには第2代日本女子ミニマム級王座があります。彼女のキャリアは、数々の挑戦と成長の証を示しています。

まとめ

日向野知恵は、ボクシングから柔術へと転身し、自らの道を切り開いてきたアスリートです。今後の彼女の活躍にも注目が集まります。

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