日本の囲碁タイトル在位者一覧

日本の囲碁タイトル在位者一覧

本記事では、1939年の本因坊戦創設から現在に至るまでの、日本国内における囲碁七大タイトルの歴代在位者について解説します。

七大タイトルの序列

七大タイトルの序列は、賞金額によって決定されます。2023年までは、賞金額上位3位の棋聖、名人、本因坊が「三大タイトル」と呼ばれていました。これらのタイトル戦は、トーナメント戦ではなく長期間にわたるリーグ戦を採用し、番勝負も2日制7番勝負で行われていたことが特徴です。

しかし、2023年に本因坊戦のスポンサーの資金難により、賞金額が減額されました。リーグ戦は廃止されトーナメント戦となり、番勝負も1日制5番勝負に変更された結果、本因坊の序列は5位に下がりました。現在の序列は以下の通りです。

1. 棋聖（4300万円）
2. 名人（3000万円）
3. 王座（1400万円）
4. 天元（1300万円）
5. 本因坊（850万円）
6. 碁聖（800万円）
7. 十段（700万円）

序列の変更に伴い、昇段規定も改正されました。挑戦手合で八段、タイトル獲得で九段に昇段できるのは、棋聖と名人の二大タイトルのみとなりました。これにより、棋聖と名人を特に重視する「棋聖名人」という称号が生まれました。一方で、かつて使用されていた「名人本因坊」や、二大タイトル（棋聖名人）と合わせた「大三冠（棋聖・名人・本因坊）」という称号の使用頻度は減少傾向にあります。

タイトル保持者一覧

本記事では、七大タイトルの在位者のみを記載しています。しかし、囲碁界にはNHK杯や新人王戦など、七大タイトル以外の棋戦も「タイトル」として存在します。

記事内では、5期以上タイトルを獲得した棋士の名前には着色を施し、同一タイトル5連覇以上を達成した棋士、初のタイトル獲得者、各タイトルの最年少保持記録保持者、名誉称号資格を獲得した棋士については備考欄に記載しています。

在位者一覧

1941年 - 1960年：本因坊戦・王座戦開始～橋本・高川時代
1961年 - 1975年：旧名人戦・十段戦・天元戦開始～坂田全盛期から昭和生まれ世代の台頭へ
1976年 - 1999年：新名人戦・碁聖戦・棋聖戦開始～木谷門下の時代
2000年 - 2017年：平成の中・後期～平成四天王から井山一強へ
2018年 - 現在：平成末・令和～令和三羽烏の台頭

ランキングと記録

七大タイトル獲得数ランキング：獲得数2回以上から記載。タイトル数の黄[色]]は名誉称号資格、太字は最多獲得者。他のタイトルとの合計数は[囲碁棋士の獲得タイトル数ランキングを参照。(2024年王座戦終了時点)
七大タイトル連覇記録：太字はそのタイトルでの最多連覇記録。(2024年天元戦終了時点)
年代別優勝ランキング：0年～9年までの10年間のタイトル獲得数。各10年間における上位5名を記載。(2024年天元戦終了時点)

2010年代

関連項目

囲碁の女流タイトル在位者一覧
中国の囲碁タイトル在位者一覧
韓国の囲碁タイトル在位者一覧
台湾の囲碁タイトル在位者一覧
囲碁世界タイトルの獲得者一覧
国際団体棋戦の優勝国一覧
* 囲碁の記録一覧

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