日本スポーツ歯科医学会

一般社団法人日本スポーツ歯科医学会について

一般社団法人日本スポーツ歯科医学会（略称：JASD）は、スポーツ歯学を専門とする学術団体であり、2000年にその名称を現在のものに改めました。もともとは1990年に設立されたスポーツ歯学研究会からスタートしました。この組織は、日本歯科医学会の認定分科会でもあり、歯科の専門家たちが集まり、スポーツに関連する歯科の研究と実践を推進しています。

概要

日本スポーツ歯科医学会は、スポーツ愛好者やプロアスリートの口腔健康を管理・向上させることを目指しています。学会は年に一度総会を開催し、会員間で最新の研究成果を共有したり、意見交換を行ったりと活発に活動しています。また、学会の本部事務局は東京都豊島区の駒込TSビルに位置しています。

現在、正会員数は1,026名以上に達しており、理事長は安井利一氏が務めていることが確認されています。学会は、専門の認定を行うことで、歯科医療従事者の専門性を高め、スポーツ関連の口腔保健の重要性について一般の意識を高める役割を果たしています。

出版と教育

学会では、「スポーツ歯学」という学会誌を年2回発刊しており、最新の研究や技術に関する情報を広く発信しています。この学会誌のISSNは1344-140Xであり、厳選された論文が掲載され、多くの専門家にとって貴重な情報源となっています。

さらに、スポーツ歯科医学会は、専門の認定制度を用意しており、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士の各分野において、認定医や技術インストラクターを認定しています。これにより、資格を持った専門家がスポーツに特化した歯科診療を提供できる体制が整っています。

加盟団体と関連項目

日本スポーツ歯科医学会は、日本歯科医学会と2009年から協働しており、さらには日本歯学系学会協議会にも加盟しています。関連項目としては、歯学、口腔外科学、歯科補綴学、スポーツ医学などがあり、これらの分野の研究者や実務者との連携を深めています。また、日本スポーツ協会に公認されているスポーツデンティストもこの学会に関与しています。

結論

一般社団法人日本スポーツ歯科医学会は、スポーツと歯科を繋げる重要な役割を担い、会員の専門性向上を図りながら、広く口腔健康についての啓発活動を行っています。これにより、アスリートやスポーツ愛好者の健康をサポートし、歯科医療の新たな可能性を広げています。

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