日本ダム協会

一般財団法人日本ダム協会について

一般財団法人日本ダム協会（Japan Dam Foundation、JDF）は、ダムの建設が国土保全と経済発展に寄与するという考えに基づき、ダムに関する研究や建設の促進を目的として活動している法人です。

組織の特徴

協会には、ダム建設や設計調査に精通したゼネコンや建設コンサルタントの役員が多数、非常勤理事として名を連ねている点が特徴です。設立当初は国土交通省河川局の所管下にありました。

沿革

協会の歴史は、1952年12月に設立された天竜川水系総合開発協力会に遡ります。

1952年12月: 天竜川水系総合開発協力会が発足。
1957年1月: 天竜川水系総合開発協力会が日本ダム協会に改組。
1974年6月: 建設大臣により、財団法人日本ダム協会設立が許可。

主な事業

日本ダム協会は、日本国内のダムや堰堤に関する調査や施工技術の研究を主な事業としています。また、調査・研究で得られた情報を積極的に公開しており、『月刊ダム日本』や『ダム年鑑』などの出版物を通じて、専門家だけでなく一般の人々にもダムに関する知識を提供しています。

さらに、ダム建設に関わる技術者の育成にも力を入れており、ダム施工に関する講習会や研修会を定期的に開催しています。民間資格であるダム工事総括管理技術者認定事業も実施しており、ダム建設に関わる技術者の育成に貢献しています。

ダム便覧

ダム便覧は、日本ダム協会のウェブサイト内で提供されているダムに関する総合的な情報サイトです。国内に建設された個々のダムに関する詳細なデータ（位置、堤高、事業者、施工者、ダム湖名など）に加え、ダムに関するニュース、テーマページ、記念切手、歌、関連用語の解説、イベント情報、文学作品や映画の紹介、さらにはダム愛好家による個人サイトへのリンクなど、多岐にわたる情報を提供しています。

近年では、ダム事業の長期化が問題視されていることを受け、補償に関する考察ページも定期的に更新されています。このページでは、工事誌や関連書籍（専門書や一般誌を含む）に基づいて、ダム建設における補償問題について深く掘り下げた内容が提供されています。

関連情報

日本のダム
国土交通省

外部リンク

一般財団法人日本ダム協会
* ダム便覧

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