日本テレビ木曜8時枠連続ドラマ

日本テレビ木曜8時枠連続ドラマの歴史

日本テレビ木曜8時枠連続ドラマは、かつて日本テレビ系列で木曜20時台に放送されていた連続ドラマ枠の名称です。過去9期に渡り、様々なドラマが放送されました。

歴史

この枠は、元々単発特別番組枠『木曜スペシャル』やクイズ番組『マジカル頭脳パワー!!』などを放送し人気を博していました。しかし、1950年代中期から1973年までは、海外作品や時代劇を中心としたドラマを放送していました。

初期のドラマ

最初の作品は海外ドラマ『ロビン・フッドの冒険』でした。その後は主に30分の海外作品を放送していましたが、歌謡番組『百万ドルの饗宴』を挟み、六代目市川新之助（現：十二代目市川團十郎）主演の時代劇などを放送するようになります。しかし、ナイターシーズン中はプロ野球中継で頻繁に中断され、NHK総合の『ふるさとの歌まつり』に人気を奪われるなど、低迷期を迎えます。現代劇『泥棒育ち ドロボーイ』（主演：舟木一夫）などが放送されるも、状況は好転せず、短期間で打ち切られる番組が続出しました。

一時中断と再開、そして終焉

長期の中断を経て、1971年10月7日開始の時代劇『弥次喜多隠密道中』からドラマ枠は再開します。しかし、この時期はTBS系列の『ありがとうシリーズ』などのドラマに押され、1972年10月5日開始の『家光が行く』も3ヶ月で打ち切りとなります。その後、つなぎとして単発時代劇『ご存知時代劇』を3ヶ月放送し、ドラマ枠は事実上終了しました。次番組は『木曜スペシャル』となり、枠拡大や短縮を繰り返しながら1994年3月まで継続しました。

現在

2023年現在は、『ぐるぐるナインティナイン』というバラエティ番組枠が放送されています。

放送作品一覧

第1期

ロビン・フッドの冒険（1956年1月 - 1958年9月）
アボット・コステロ 凸凹劇場（1958年10月 - 1959年3月）
フライト（1959年4月）

第2期

未知の世界（1960年10月 - 12月）
ヒッチコック劇場（1960年12月 - 1961年4月）

第3期

日産劇場（1961年9月 - 12月）
地方記者（1962年1月 - 4月）

第4期

ヘッドライト（1962年10月4日 - 12月27日）
青年弁護士（1963年1月3日 - 4月11日)

第5期

空想科学映画 ウルトラゾーン（1966年10月20日 - 11月10日）
遊撃戦（1966年11月17日～1967年1月5日）
若さま侍捕物帖（六代目市川新之助版）（1967年1月12日～5月25日）
遠山の金さん（六代目市川新之助版）（1967年6月8日～10月5日）

第6期

泥棒育ち ドロボーイ（1968年10月3日～12月26日）

第7期

特命捜査官キング（1970年12月10日～12月31日）

第8期

弥次喜多隠密道中（1971年10月7日～1972年3月30日）

第9期

家光が行く（1972年10月5日～12月28日）

関連項目

日産スター劇場
武田ロマン劇場
ご存知時代劇
木曜スペシャル
よみうりテレビ制作木曜9時枠連続ドラマ
* よみうりテレビ制作木曜10時枠連続ドラマ

このドラマ枠は、時代の流れとともに変化し、様々なジャンルの番組を放送してきました。その歴史は、テレビ史の一側面を映し出していると言えるでしょう。

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