日本レヂボン

日本レヂボン株式会社（NIPPON RESIBON CORPORATION）は、大阪府大阪市西区に本社を構える、砥石の製造・販売を専門とするメーカーです。ノリタケグループの一員として、特にオフセット砥石の分野ではトップクラスのシェアを誇り、業界を牽引する存在として知られています。

概要

1958年（昭和33年）の創業以来、日本レヂボンは砥石製造のパイオニアとして、その技術力を磨き続けてきました。当初は三菱商事グループに属していましたが、2009年（平成21年）7月に株式会社ノリタケカンパニーリミテドの持分法適用会社となり、その後、2014年（平成26年）12月には同社の連結子会社、そして2021年（令和3年）6月には完全子会社となりました。この変遷は、同社がノリタケグループの中で重要な位置を占めるようになったことを示しています。

沿革

1958年（昭和33年）2月4日 - 「日本レヂボン製砥株式会社」として設立されました。
1985年（昭和60年）4月 - 現在の「日本レヂボン株式会社」に商号を変更しました。
1988年（昭和63年）11月24日 - 大阪証券取引所市場第二部特別指定銘柄に株式を上場し、公開企業となりました。
1996年（平成8年）1月 - 大阪証券取引所市場第二部に指定替えを行いました。
1998年（平成10年）9月 - 日研工業株式会社を子会社化し、グループの拡大を図りました。
2006年（平成18年）4月 - 子会社であった株式会社レヂボン倶楽部を吸収合併し、事業の効率化を進めました。
2009年（平成21年）4月 - 販売子会社である株式会社菱和と日研工業株式会社を合併し、販売体制の強化を図りました。
2009年（平成21年）7月24日 - 株式会社ノリタケカンパニーリミテドの持分法適用会社となり、経営体制が大きく変化しました。
2013年（平成25年）7月 - 大阪証券取引所と東京証券取引所の現物株市場統合に伴い、東京証券取引所第二部に上場しました。
2014年（平成26年）12月 - 株式会社ノリタケカンパニーリミテドが株式公開買付けを実施し、同社の連結子会社となりました。
2015年（平成27年）3月 - 上場を廃止し、株主は株式会社ノリタケカンパニーリミテド及び三菱商事株式会社のみとなりました。
2021年（令和3年）6月 - 株式会社ノリタケカンパニーリミテドの完全子会社となり、より一層グループとの連携を強化しました。
2022年（令和4年）10月 - 株式会社ノリタケコーテッドアブレーシブと合併し、事業の更なる拡大を目指しました。

事業所

日本レヂボンの事業拠点は、本社を始め、営業、生産、技術、品質に関する様々な部門で構成されています。

本社: 大阪府大阪市西区に位置し、企業の中枢機能を担っています。
営業本部: 販売推進室、営業企画部、海外営業部があり、大阪府大阪市西区に所在。
東京オフィス: 神奈川県横浜市都筑区にあり、関東圏の顧客への対応を担っています。
名古屋オフィス: 愛知県名古屋市西区に位置し、中部圏の顧客をサポートしています。
福岡オフィス: 福岡県福岡市博多区にあり、九州地方の顧客を担当しています。
生産本部: 資材部、生産技術部が岐阜県飛騨市にあり、製造の中核を担っています。
古川工場: 岐阜県飛騨市に位置し、生産活動の拠点です。
古川倉庫: 岐阜県飛騨市にあり、製品の保管と物流を管理しています。
コンポジット事業部: 岐阜県飛騨市にあり、複合材料関連の事業を展開しています。
品質本部: 岐阜県飛騨市に位置し、品質管理を徹底しています。
技術本部: 岐阜県飛騨市にあり、技術開発と製品開発を推進しています。

関連会社

日本レヂボンは、以下の関連会社と連携し、事業を推進しています。

株式会社ノリタケカンパニーリミテド（親会社）
株式会社菱和
DIA RESIBON(THAILAND)CO.,LTD.（タイ）

日本レヂボン株式会社は、長年にわたり培ってきた技術とノウハウを基に、高品質な砥石製品を提供し続けることで、製造業界の発展に貢献しています。今後も、ノリタケグループの一員として、更なる成長と技術革新を目指していくことでしょう。

出典

日本レヂボン株式会社公式サイト

外部リンク

* 日本レヂボン株式会社

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