日本李登輝友の会

日本李登輝友の会は、2002年12月15日に設立された日本の国際交流団体です。この団体は、李登輝元中華民国総統の来日支援がきっかけとなり、日台関係の緊密化と台湾の主体性確立を支持する有識者たちが中心となって組織されました。

設立の背景と目的

李登輝元総統の「日台運命共同体」という理念に賛同し、新たな日台関係を築くことを目標としています。会則第3条にもこの目的が明記されており、日本と台湾が互いに協力し、より良い未来を共に創造しようとする意志が込められています。

組織体制

本部は東京に置かれ、事務局が運営を行っています。国内には25の支部が存在し、海外にはロサンゼルス支部と台北事務所があります（2015年3月現在）。会員は、理事（約100名）、賛助会員、正会員、普通会員、学生会員で構成されており、総勢約2,500名に上ります。台湾側の連携組織としては、2010年3月に発足した李登輝民主協会があり、2015年12月には台日文化経済協会と姉妹提携を結びました。

主な役員

名誉会長：小田村四郎（第二代会長）
顧問：中村勝範（平成国際大学名誉学長）、石井公一郎
会長：渡辺利夫
副会長：加瀬英明、川村純彦、黄文雄、田久保忠衛、辻井正房
常務理事：浅野和生、伊藤哲夫、猪鼻嘉行、梅原克彦、越野充博、澤英武、柚原正敬（事務局長兼任）、林建良
理事（主な人物）：相沢光哉、石原萠記、王明理、清水誠一、濱口和久、水島総、宗像隆幸、元谷外志雄
事務局長：柚原正敬

主な活動内容

講演会やイベントの開催: 定期的に講演会やイベントを開催し、日台関係に関する知識を深め、交流を促進しています。
機関誌『日台共栄』・メールマガジン（『日台共栄』）の発行: 機関誌やメールマガジンを通じて、会員や一般の方々に向けて情報発信を行っています。
台湾公式訪問団の派遣: 台湾への公式訪問団を派遣し、現地の政府関係者や各界のリーダーとの交流を深めています。
李登輝学校台湾研修団の実施: 2004年以来、原則として毎年春秋に台湾研修団を派遣しており、これまでに延べ800人以上が参加しました。この研修を通じて、台湾の文化や歴史、社会情勢に対する理解を深めています。
李登輝元総統来日の支援: 李登輝元総統の来日を支援しており、2015年までに7度の来日を実現しました。2014年の訪日では初めて招聘元となり、2015年も窓口を務めました。
日台関係強化、台湾の国際的地位向上のための政治活動: 日台姉妹都市提携の促進、台湾正名運動、署名活動、提言活動などを通じて、台湾の国際的な地位向上を目指しています。

外部リンク

日本李登輝友の会
岐阜県支部 - ウェイバックマシン（2010年12月23日アーカイブ分）
愛知県支部
山梨県支部 -Archive.is （2013年5月1日アーカイブ分）
台北事務所 (更新終了)
* 台北事務所フェイスブック

これらの活動を通じて、日本李登輝友の会は日台間の友好関係を深め、相互理解を促進することに貢献しています。

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