元谷外志雄

元谷外志雄について

元谷外志雄（もとやとしお）、1943年6月3日生まれの実業家は、アパグループの会長として知られています。彼はペンネーム「藤誠志」を用いて社会問題についてのエッセイを執筆していることでも注目されています。

経歴

幼少期から父の事業を手伝った元谷は、石川県立小松高等学校を1962年に卒業し、その後、小松信用金庫に勤務しました。この傍ら、慶應義塾大学の経済学部の通信教育課程に登録するも、最終的に中退します。やがて、金融機関の労働組合の会合で福井信用金庫に勤務していた西川芙美子に出会い、彼女と結婚。9年後、元谷は自身の会社である「信金開発株式会社」を設立し、後にアパ株式会社へと名称を変更します。

33歳の時、彼はマンション事業を立ち上げ、その後、ホテルやレストランなどの事業も展開し、アパグループは14の企業を擁する大規模な組織へと成長しました。

人物像

元谷は、自身が編集長を務める月刊誌『アップルタウン』において、ペンネームの「藤誠志」として社会的・時事的なエッセイを発表しています。また、彼は「真の近現代史観」をテーマにした懸賞論文を主催しており、大賞には「最優秀藤誠志賞」という名が付けられています。この懸賞は過去に田母神俊雄氏の更迭問題に関与し、元谷は「歴史修正主義のプロモーター」として評価されることもあります。加えて、李登輝や金泳三、森喜朗など著名な政治家との対談も行っており、その社会的影響力は広範囲に渡ります。

著書

元谷外志雄は数多くの著作を残しており、主な作品には以下のようなものがあります。

• - 『異端児の哲学 快刀乱麻―自らの世界観で時代を駆け抜ける男』(北國新聞、1993年)
• - 『事業はロマン』(致知出版社、2003年)
• - 『報道されない近現代史　―戦後歴史は核を廻る鬩ぎ合い』(産経新聞出版、2008年)
• - 『誰も言えない国家論』(産経新聞出版、2010年)
• - 「誇れる祖国、日本（シリーズ全8巻）」(幻冬舎)
• - 「迷走日本に「喝」! 世紀末日本を問う ―藤誠志の体験時評集I―」(北國新聞社出版局、2017年)

家族

元谷外志雄の妻、芙美子はアパホテル株式会社の取締役社長を務めており、長男の一志はアパグループ株式会社の代表取締役社長兼CEOとなっています。また、次男の拓もアパグループの取締役専務を務めており、家族全体でグループの運営に携わっています。

まとめ

元谷外志雄は日本の実業界でその名を馳せ、ペンネームでの執筆活動や懸賞論文を通じて社会的な影響を及ぼす実業家です。アパグループの会長として、多様な業務を展開し、家族と共に企業文化を育んでいる点も重要です。

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