日本橋 (福島県)

日本橋（ひもとばし）

日本橋は、福島県郡山市日和田町高倉と本宮市荒井の間に位置し、阿武隈川水系五百川に架かる重要な道路橋です。国道4号あさか野バイパスの一部として、地域間の交通を支える役割を担っています。

概要

現在の日本橋は、北郡山拡幅整備事業の一環として建設された2代目の橋です。1998年に上り車線側が暫定2車線で開通し、2001年には4車線化工事が完了し、片側2車線として本格的に供用が開始されました。現在では、あさか野バイパスの終点部として機能し、交通のスムーズな流れを支えています。

初代の橋は1962年に完成し、全長154.4m、幅員8mの3径間鋼合成逆台形箱桁橋でした。これは、日本で初めて施工された逆台形箱桁橋として、土木技術の進歩を示すものでした。上部工の施工は石川島播磨重工業（現：IHI）が担当しました。

橋の名前「日本橋」は、起点の安積郡日和田町（当時の自治体）の「日」と、終点の安達郡本宮町（同じく当時）の「本」の頭文字を組み合わせたものです。興味深いことに、国道4号の起点である東京の日本橋と同形異音語となっています。

諸元

全長：上り158.0m、下り161.6m
幅員：12.25m×2
総幅員：13.3m×2
形式：鋼連続箱桁橋
竣工：上り1998年、下り2000年

周辺施設

日本橋の周辺には、以下の施設があります。

アサヒビール本宮工場
ファミリーマート福島総合センター
東京インテリアMAX郡山店
元旦ビューティ工業福島営業所
アルス電子LSIテストセンター
五百川駅
ソニーエナジー・デバイス
米沢電線郡山事業所

関連事項

日本の橋一覧

日本橋は、福島県の交通インフラにおいて重要な役割を果たしており、地域の発展に貢献しています。初代の橋が日本初の逆台形箱桁橋であったこと、そして現在の橋があさか野バイパスの終点として機能していることは、特筆に値するでしょう。

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