日本歯科心身医学会

日本歯科心身医学会について

日本歯科心身医学会（Japanese Society of Psychosomatic Dentistry; JSPD）は、歯科心身医学に焦点を当てた専門的な学術団体です。この団体は、日本歯科医学会の認定分科会として位置づけられ、心理的側面を考慮した歯科医療の研究と実践を推進しています。

概要

この学会は、1986年7月12日に設立され、以来、日本国内での歯科心身医学に関する研究や実践の向上を目指して活動しています。設立当初から会員の拡大に努めており、2009年には会員数が596名に達しました。理事長には豊福明氏が就任しており、彼のリーダーシップのもと、学会は様々な活動を展開しています。

総会

日本歯科心身医学会は、毎年1回の総会を開催しており、会員同士の情報交換や研究成果の発表が行われます。この総会は、学術的な交流の場として非常に重要な意味を持ち、参加者は最新の研究や臨床技術について学ぶことができます。総会では、専門家や研究者が集まり、互いの知見を共有することで、歯科心身医学のさらなる発展が促進されています。

本部事務局

本会の事務局は、東京都江東区深川に位置しており、（株）一ツ橋印刷株式会社の学会事務センター内に設置されています。連絡先や各種問い合わせに応じる役割を担っており、学会運営の中心的な機能を果たしています。

学会誌

年に2回発刊される『日本歯科心身医学会雑誌』は、学術成果を広く発信するメディアの一つです。この雑誌には、研究論文や症例報告、学会の活動報告などが掲載されており、歯科心身医学に興味を持つ研究者や医療従事者にとって重要な情報源となっています。また、ISSN番号（0913-6681）も付与されています。

専門認定

日本歯科心身医学会では、歯科医師に対して認定制度を設けています。認定医は、広範な知識と技能を持ち、歯科心身医学に特化した専門的な実践が求められます。このような認定を通じて、より質の高い医療サービスの提供を見据えた取り組みが進められています。

加盟団体

日本歯科心身医学会は、他の組織とも連携を図っており、日本歯科医学会や日本歯学系学会協議会などに加盟しています。これにより、多様な学際的な交流が促され、歯科心身医学の更なる理解と普及が図られています。

参考文献・外部リンク

日本歯科心身医学会に関する参考文献として、歯科医学大辞典編集委員会が編纂した『歯科医学大辞典縮刷版』（2001年）があります。また、学会の最新情報や研究成果の発信には、オンライン版の学会誌も利用されており、J-STAGEでの閲覧も可能です。これらのリソースは、歯科心身医学に関心を持つ多くの人にとって、非常に価値のある情報源となるでしょう。

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