日本競走馬協会

一般社団法人日本競走馬協会：日本の競走馬界を支える組織

一般社団法人日本競走馬協会は、1970年8月24日に設立された、日本の競馬界において重要な役割を担う団体です。東京都港区に本部を置き、競走馬や軽種馬の生産、育成、そしてその能力向上を目的とした幅広い事業を展開しています。

多岐にわたる事業内容

協会の活動は多岐に渡り、日本の競走馬産業の健全な発展に大きく貢献しています。主な事業内容としては、以下のものがあげられます。

セレクトセール開催: 毎年7月には、当歳馬と1歳馬の競売である「セレクトセール」を開催しています。このセリ市は、日本の競走馬生産において重要な役割を果たし、多くの優秀な競走馬の取引が行われています。セリ市への参加は、生産者にとって大きなビジネスチャンスとなりますし、競走馬の育成や競走馬生産の質の向上に貢献しています。
生産関係者研修: 日本国外の生産関係者向けの研修会を開催することで、国際的な視野と知識の向上を促進しています。海外の最新の技術や知識を取り入れることで、日本の競走馬生産技術の更なる発展に寄与しています。
種牡馬紹介DVD: 種牡馬に関する情報をまとめたDVDを制作・配布することで、生産者への情報提供を行っています。これらの情報提供は、生産者が適切な種牡馬を選択する上で役立ち、競走馬の血統管理の向上に繋がります。
競走馬生産育成研修助成: 競走馬の生産・育成・調教に関する研究を行う大学や研究機関への助成金を交付することで、研究開発を支援しています。これらの研究成果は、競走馬の能力向上や生産技術の革新に繋がる重要なものです。
海外競馬関連書籍翻訳出版: 海外の競馬関連書籍を日本語に翻訳・出版することで、日本の関係者への情報提供を積極的に行っています。これにより、日本の競馬関係者が最新の知見を得ることが容易になり、国際的な競争力の向上に繋がります。
引退名馬繋養展示事業助成: 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルと協力して、引退した重賞優勝馬の功労を称える事業を支援しています。これにより、競走馬への敬意と感謝を示すとともに、引退馬のセカンドキャリアを支援しています。
馬産地競馬振興対策事業: ホッカイドウ競馬の振興を支援するため、開催地や関係厩舎・馬産地の支援対策のための助成金交付を行っています。これは、地方競馬の活性化に繋がる重要な事業です。
牧場就業促進事業: 「BOKUJOB」への参加・協賛を通じて、牧場における就業促進を支援しています。これは、競走馬生産現場における人材確保に貢献する取り組みです。
情報提供: 会報発行や市場取引馬の競走成績の開示など、関係者への情報提供を積極的に行っています。これらの情報提供は、市場の透明性向上や生産者の経営判断に役立つ重要なものです。
関係機関との連携: 農林水産省、日本中央競馬会、地方競馬全国協会、公益社団法人日本軽種馬協会など、日本の競馬関係機関との連携を密に行い、情報交換などを通じて日本の競馬界全体の活性化に貢献しています。

日本の競馬界の発展に貢献

日本競走馬協会は、これらの多様な事業を通じて、日本の競走馬生産の向上、競馬界全体の活性化に大きく貢献しています。今後も、日本の競走馬産業の更なる発展に向けて、活動を継続していくことが期待されます。

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