日本音楽学会

日本音楽学会は、音楽の研究に携わる人々が互いに連携し、音楽学の発展に貢献することを目的として設立された学会です。1952年に「音楽学会」としてその歩みを始め、以来、日本の音楽研究を牽引する存在として活動を続けています。

学会は、本部である常任委員会と、東日本、中部、西日本の3つの支部で構成されています。各支部では、研究発表会や講演会などのイベントを定期的に開催し、会員間の交流や研究成果の共有を促進しています。また、支部ごとに支部通信を発行し、地域に根ざした情報発信も行っています。

年に一度、秋には全国大会が開催されます。全国から音楽研究者が集まり、最新の研究成果を発表し、活発な議論を交わします。この全国大会は、日本の音楽学研究の最前線を知る上で非常に重要な機会となっています。

学会の定期刊行物として、学術雑誌「音楽学」が年2回発行されています。「音楽学」には、音楽学の様々な分野における質の高い論文が掲載されており、研究者にとって重要な情報源となっています。

沿革
1952年: 関西支部設立
1960年: 東北支部設立
1980年: 東北支部が東北・北海道支部へと名称変更
1985年: 中部支部設立
1986年: 学会名称を「日本音楽学会」に改称
1990年: 国内で初めての国際音楽学会のシンポジウムを国際音楽学会と共同開催
2002年: 創立50周年を記念し、「音楽学とグローバリゼーション」をテーマに国際大会を開催

歴代会長
加藤成之
辻荘一
野村良雄
服部幸三
谷村晃
海老沢敏
角倉一朗
金澤正剛
礒山雅
渡辺裕
長木誠司

日本音楽学会は、日本の音楽研究の発展に大きく貢献してきた学会であり、今後もその役割はますます重要になっていくと考えられます。

脚注

参考文献
「音楽学」第33号（1987，学会30年史）

外部リンク
日本音楽学会ホームページ

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