日生港

日生港（ひなせこう）

日生港は、岡山県南東部に位置する東備港の一部で、正式には「東備港日生地区」と呼ばれています。この港は、瀬戸内海に面しており、観光や交通の要所として知られています。

港の概要

日生港は、楯越山のもとにある二つの主要なエリアに分かれています。ひとつは中日生港（新日生港）で、フェリーの発着所があり、もうひとつは小型の定期船乗り場がある日生港です。中日生港からは小豆島行きのフェリーが運行しており、観光客に人気の航路となっています。

日生港の周辺には備前市役所日生総合支所があり、地元の魚市場である「五味の市」も近隣に位置しています。「五味の市」は火曜日が定休日で、祝日の際は翌日に移動するため、多くの観光客が訪れ、地元の新鮮な魚介類や農産物を楽しむことができます。また、日生諸島への旅客船もほとんどがこの港から出発します。

さらに、楯越山の中腹には「ひなせ」の文字を型取ったイルミネーションが設置されており、夜になると美しい光景を織りなします。

港の施設と観光拠点

日生港がある地域は、2018年2月25日に「みなとオアシス」として登録されました。この登録により、日生観光情報センターを中心にした観光の拠点としての役割を果たしています。観光情報センターでは地域の観光情報を提供し、訪れる人々の要望に応えています。

周辺には、みなとの見える丘公園や歴史文化に触れられる加子浦歴史文化館、そして中南米の美術が楽しめるBIZEN中南米美術館など、多様な施設があります。また、五味の市や「海の駅しおじ」なども観光名所として知られています。

旅客船航路

日生港では、いくつかの旅客船が運行されています。主な航路には瀬戸内観光汽船による日生港と小豆島（大部港）の便があり、2023年12月1日より運休予定です。また、大生汽船が運行する日生港から日生駅前港へのルートがあり、鴻島、大多府島、頭島といった離島へのアクセスも可能です。

アクセスマップ

公共交通

日生港へは、西日本旅客鉄道赤穂線の日生駅から南へ徒歩で行けます。駅からはすぐの距離に位置しており、アクセスが非常に便利です。

車でのアクセス

車の場合は、山陽自動車道赤穂ICから国道250号を通って約20分ほどで到着します。また和気ICからも国道374号を経由すれば約30分でアクセス可能です。

まとめ

日生港は観光客にとって、地元の食文化や自然を楽しむ絶好のスポットです。フェリーや観光施設も充実しており、地元の魅力を再発見することができるでしょう。訪れた際には、ぜひこの素晴らしい港の雰囲気を楽しんでください。

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