日産・ノート オーラ

ノート オーラについて

ノート オーラ（NOTE AURA）は、日産自動車が日本国内で独自に開発し生産しているハッチバック型の乗用車です。このモデルは、E13型ノートを基にしながら、内外装の質感を大幅に向上させたプレミアムコンパクトクラスに位置付けられています。開発自体はE13型ノートと同時期に行われ、日産の広告や公式サイトでは「オーラ（e-POWER）」という名称で広く知られています。

初代 FE13型（2021年 - ）

概要

オーラは、E13型ノートの派生車種として位置付けられています。全長は4,045 mmで変わりませんが、全幅はノートよりも45 mm広い1,700 mmを超えています。これにより、ノートシリーズで初めて3ナンバー登録が可能で、上位モデルとしての位置づけとなっています。外装や内装のデザインが洗練され、先代モデルやメダリストとは異なる特徴を持っており、パルサーやティーダの後継と見なされることもあります。

パフォーマンス

全車両には「e-POWER」が搭載されており、フロントモーターの出力はノートの最高出力116 PSから136 PSに向上し、最大トルクも280 N・mから300 N・mに増加しています。これにより、より力強い加速性能を実現しています。

デザイン

デザイン面では、ヘッドランプがシャープな形状に変更され、標準装備されているLED式へと進化しました。さらに、シーケンシャル機能が採用されたターンランプや、横一文字に点灯するリアコンビネーションランプが印象的です。アルミホイールは新たに17インチが採用され、軽量化と剛性アップが実現されています。内装では、高品質な素材が使用され、静粛性を高める工夫が盛り込まれています。

マイナーチェンジ（2024年6月）

2024年6月のマイナーチェンジでは、外装が刷新され、フロントグリルのデザインが新しくなり、幅広いボディデザインが強調されています。内装も改善され、インストパネルやアームレストの色味が変更され、よりスタイリッシュな印象を与えています。

グレード体系

ノート オーラは「G」と「G leather edition」の2つのグレードが用意され、4WDモデルも展開されています。シート素材や機能面ではいくつかの選択肢がありますが、基本的には同一の装備が施されています。また、日産モータースポーツ＆カスタマイズが扱う「助手席回転シート」も用意されています。

NISMOモデル

オーラのカスタマイズモデル「NISMO」では、外装が専用デザインに変更され、高い空力性能が求められた17インチアルミホイールが採用されます。内装も特別な仕上げが施され、レッドやグレーのアクセントが利かせられています。加えて、パフォーマンスに特化したe-POWERのチューニングやサスペンションの最適化も行われており、ドライバーに特別な運転体験を提供します。

AUTECHモデル

2024年6月のマイナーチェンジに合わせて「AUTECH」が新たに設定され、外装デザインや内装の質感が向上しています。ダークメタルグレーのフィニッシャーやブルーステッチが施された内装は、高級感を感じさせます。

総括

ノート オーラは、美しさと実用性を兼ね備えた、日産のプレミアムコンパクトカーとして、多くのユーザーに愛される車です。その洗練されたデザインと高い性能は、日常の利用だけではなく、特別なドライブ体験をも提供してくれます。

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