日鉄物流八幡

日鉄物流八幡株式会社について

日鉄物流八幡株式会社（にってつぶつりゅうやはた）は、日本製鉄の傘下に位置する物流企業で、主に九州地区における輸送業務を中心に展開しています。この会社は、国内外での貨物自動車運送や港湾運送、さらには国際物流事業にも関与しており、幅広い物流サービスを提供しています。

会社の概要

この企業は、特に日本製鉄九州製鉄所八幡地区内での構内輸送を担っており、その活動には九州製鉄所専用の鉄道である「くろがね線」を使用した運送業務も含まれます。また、構内鉄道の機関車に関しては、運転や整備も行うため、第三セクター鉄道の車両整備などの受託業務も実施していることが特徴です。

沿革

日鉄物流八幡の歴史は深く、1942年12月8日に日鐵八幡港運株式会社として設立されました。1961年には八幡製鐵の子会社となり、1970年には社名を日鐵運輸株式会社に変更。その後、1999年に英文社名を「Nittetsu Transportation」から「Nippon Steel Transportation」に改称しました。2008年には新日本製鐵が出資比率を高め、完全子会社となりました。

2012年に入ると、日鐵物流と事業統合し、日鉄物流八幡株式会社として新たにスタートを切ります。同年の4月には資本金を4億円に減資を実施し、君津地区での鉄道輸送関連業務は日鐵物流君津に分割されました。

2013年に親会社である日鉄住金物流との事業統合が行われ、社名は日鉄住金物流八幡株式会社に変更。さらに2019年には、新日鐵住金が日本製鉄に商号変更したことを受けて、現在の社名である日鉄物流八幡株式会社に改名されました。

主な事業内容

日鉄物流八幡は、構内輸送のほか、全国的な貨物自動車と港湾での運送業務を行っています。そのため、会社はさまざまな型の貨物を扱う能力を持ち、特に製鉄工場と関連した業務の実績が豊富です。また、鉄道車両の運転や整備を専門に行っており、効率的かつ安全な輸送体制を維持しています。

過去のグループ企業

日鉄物流八幡は、過去にはいくつかの関連企業を持っていました。株式会社東陽日運、株式会社東京日運、株式会社廣中商事、九州冷熱運輸株式会社などがそれに当たります。これらの企業は陸運業を中心に展開し、共同出資の形で運営されていました。また、日鐵運輸情報システム株式会社は情報システムに特化した企業でした。

まとめ

日鉄物流八幡株式会社は、日鉄グループの一員として日本国内での貨物輸送や鉄道関連サービスを提供しており、長い歴史を持つ物流企業です。その業務は多岐にわたり、製造業との密接な関係からきた専門的な技術と知識を生かし、顧客に対して高品質なサービスを提供し続けています。

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