旭 (松本市)

概要

旭（あさひ）は、長野県松本市に位置する地名です。現行行政地名としては、旭一丁目から旭三丁目までが存在し、住居表示が実施されています。郵便番号は390-0802です。

地理

旭地区は、東側を女鳥羽川が流れ、西側を国道143号が通る、これらの間に挟まれたエリアが範囲となります。区域内には、信州大学、信州大学医学部附属病院、鈴木鎮一記念館、大安楽寺、岡宮神社、長野県松本盲学校といった施設があります。特に、旭地区の約半分は信州大学関連の建物が占めており、その他にも旭町小学校、旭町中学校が存在するため、住宅が集中しているのは主に一丁目のみです。信州大学があるため学生向けの店が多いと想像されがちですが、実際にはこれらの店は旭よりも桐や沢村、元町に多く見られます。

各丁目の特徴

一丁目

一丁目は、北で旭二丁目、東で女鳥羽川を挟んで元町二丁目、南で女鳥羽二丁目、西で北深志二丁目と隣接しています。この地域は住宅が密集しており、個人商店やコンビニエンスストアが点在していますが、スーパーマーケットのような大型の商店は見られません。

二丁目

二丁目は、北で旭三丁目、東で元町二丁目および三丁目、南で旭町一丁目、西で北深志三丁目および桐一丁目と接しています。北部には、松本市立旭町小学校、長野県松本盲学校、そして信州大学付属松本中学校が位置しています（なお、隣接する松本中学校は桐一丁目に含まれます）。住宅が多いのは、一丁目に接する南部のみです。

三丁目

三丁目は、北で水汲および美須々、東で元町三丁目および南浅間、南で旭二丁目、西で桐一丁目および二丁目と隣接しています。この区域の大部分は信州大学の敷地であり、様々な学部や医学部付属病院、研究施設が配置されています。北端の一部には、松本市立旭町中学校の敷地があり、これらの学校の敷地と女鳥羽川に挟まれた細長い土地に住宅が立ち並んでいます。商店はほとんど存在しません。

歴史

旭の住居表示は、一・二丁目が1965年9月1日に、三丁目が1967年7月1日に実施されました。江戸時代には、一丁目は松本町の外れに位置し、町人地が中心でした。その他の地域は桐村（桐原分）の農村部でした。

地名の由来

旭という地名は、現在信州大学や信州大学附属病院が位置する場所に、戦前、歩兵第50連隊が設置されていたことに由来します。町名は旧日本軍の旭日旗にちなんで名付けられました。俗地名としては、江戸時代の旧町名から、天白町、中ノ町、東ノ町、上下町、下下町、岡宮文園町などがあります。

関連項目

旭 (曖昧さ回避))

外部リンク

長野県神社庁 岡宮神社

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