旭ポンズ

旭ポンズ：大阪の味を代表する、こだわりのポン酢醤油

旭ポンズは、大阪府八尾市に本社を置く株式会社旭食品が製造する、地元大阪で長年愛され続けているポン酢醤油です。1967年（昭和42年）10月7日に発売されて以来、その独特の風味と味わいで多くの人々の食卓を彩ってきました。「完全味付け 喰べてびっくり 旭ポンズ」というキャッチコピーが示す通り、一度食べたら忘れられない、驚きのある味わいが特徴です。

こだわりの製法と厳選された素材

旭ポンズの最大の魅力は、その徹底した品質へのこだわりです。徳島県産のすだち、ゆず、ゆこうといった柑橘類の果汁をベースに、利尻昆布、鰹節、乾しいたけなどの天然素材から丁寧に抽出しただしを組み合わせています。素材の選定には一切妥協せず、価格が高騰しても納得のいくものだけを使用するという徹底ぶりです。また、製造規模をあえて小さく保ち、その日に販売する分だけを製造するというスタイルを貫いています。これにより、常に新鮮で高品質なポン酢を提供し続けています。

そのため、特に冬場には需要が集中し、地元大阪でも品薄状態になることがしばしばです。近年では、ディスカウントストアのドン・キホーテでも取り扱われるようになり、特に関西地区以外でも購入できる機会が増えつつあります。

歴史：乾麺製造からポン酢へ

旭食品はもともと、「太子乾麺所」という名前で乾麺を製造する製麺所でした。そばやうどんのつゆも製造していましたが、夏場に需要が集中する商品であったため、年間を通して需要が見込める商品の開発に着手しました。その結果、試行錯誤の末に誕生したのが「旭ポンズ」です。

発売50周年を迎えた2017年（平成29年）には、初の派生商品として「旭ぶっかけポンズ」を発売しました。こちらは、旭ポンズの風味をそのままに、よりまろやかな味わいに仕上げています。

著名人にも愛される味

旭ポンズは、そのおいしさから多くの著名人にも愛されてきました。特に、関西で人気のあった歌手のやしきたかじんさんは、テレビやラジオで「旭ポンズはうまい。これ食べたら他のポン酢は食えん」と何度も語り、その影響で大阪を中心に爆発的な人気を博しました。

また、旭ポンズのキャップは、当初は瓶にかぶせるだけの使いにくいものでしたが、たかじんさんの「カルピスのようなキャップにしてくれ」という要望を受け、現在の使いやすいキャップに改良されました。たかじんさんの逝去後のお別れの会では、愛用していた「満月ポン」とともに、参列者へのお土産として旭ポンズが提供されました。

大阪府出身の逸見政孝さん、そして息子の逸見太郎さんも旭ポンズをこよなく愛する一人です。逸見太郎さんは、関東で旭ポンズが販売される際には、必ず大量に購入するほどの大ファンです。

旭ポンズの関連情報

旭ポンズは、テレビ番組「探偵!ナイトスクープ」でも取り上げられたことがあります。その独特の風味と人気ぶりが、様々なメディアで紹介されています。

外部リンク

• - 旭ポンズ - 株式会社旭食品

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