旭川 (横手市)

旭川（あさひかわ）

旭川は秋田県横手市に位置する町丁で、郵便番号は013-0033です。2020年のデータによると、ここには648人が居住し、317世帯があります。現在の行政地名は旭川一丁目から旭川三丁目までで、すべての地域で住居表示が実施されています。以前は横手市前郷の一部でした。

地理

旭川は横手市の中央部にあり、横手地域の東部に位置しています。東側には大沢、南側には本郷町、西側には清川町と平和町、北側には上内町があります。旭川の東端から北端には横手川が流れ、その北西側には愛宕大橋があります。この橋は上内町とつながる重要な交通路です。

地域には平鹿地域振興局や横手保健所、横手税務署、また、公共職業安定所といった行政機関が多数存在し、官庁街が形成されています。主に住宅街が広がる中には、2つの児童公園も設けられています。旭川全域は都市計画区域に含まれているものの、区域区分の設定は行われていません。都市計画法に基づき、平鹿地域振興局の周辺は近隣商業地域、南部は第一種住居地域、それ以外は第一種中高層住居専用地域に指定されています。

旭川の区画は1964年から行われた土地区画整理事業によって整備され、当初は未整理の水田地帯でした。

地名の由来

「旭川」という名前は、1976年に実施された住居表示の際に命名されました。地域が朝日が昇る方角に位置することや、近隣を流れる横手川の別称が旭川であることから、この名称が選ばれたと考えられています。

歴史

旭川は横手市内で初めて行われた土地区画整理事業の第二段階として、1964年から本郷第一地区の整備に着手しました。この計画には都市計画道路駅東線と横手環状線の整備が関連していました。駅東線は横手駅から東へ伸び、横手川まで至る直線道路です。一方、横手環状線は横手南小学校前から市役所北側を通り、奥羽本線を越え、横手体育館方面へと続く路線です。最終的に、市内を一巡する総延長約5.8キロメートルの道路が完成しました。

しかし、平城地区での混乱から地権者の賛同を得ることが困難で、反対運動が展開されました。市は協議会を開催し、1965年度には体制を強化しました。最初の工事は一時的に強行されましたが、徐々に住民の理解を得ることができ、1973年にはほとんどの工事が完了し、1976年には住居表示が実施されました。

町名の変遷

特定の情報がない限り、町名の変更は住居表示の実施に伴うものです。

世帯数と人口

2020年10月1日現在の世帯数と人口は以下のようになっています。世帯数：317、人口：648。

小・中学校の学区

旭川の学区については市立小・中学校に通う場合の校区があります。

交通

旭川内には鉄道駅はありませんが、最寄りの横手駅が近隣に位置しています。またバスは羽後交通が運行しており、清陵学院線などが利用可能です。なお、主要道路には秋田県道272号御所野安田線やみずほの里ロードが存在します。

施設

旭川地区には多くの行政機関があります。特に、秋田県平鹿地域振興局は1940年代に設立され、さまざまな改称を経て現在に至ります。その他、横手公共職業安定所や横手労働基準監督署、横手税務署などもこのエリアに位置しています。認定こども園「土屋幼稚園・保育園」も旭川にあります。

このように、旭川は行政と住民が共存する地域であり、豊かな歴史と利便性を兼ね備えた町です。

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