旭川紋別自動車道

旭川紋別自動車道

旭川紋別自動車道（あさひかわもんべつじどうしゃどう）は、北海道の旭川市から紋別市に至る高規格幹線道路です。一般[[国道]]の自動車専用道路として、国道450号に指定されており、高速道路ナンバリングではE39の路線番号が与えられています。愛称は旭川紋別道、または旭紋道です。

概要

旭川紋別自動車道は、国道333号（一部区間では国道39号、国道273号とも並行）、国道242号、国道238号、国道239号といった既存の一般[[国道]]を補完する役割を担っています。これらの一般[[国道]]と並行して整備され、交通渋滞の緩和や地域経済の活性化に貢献しています。

2007年の費用対効果評価では、遠軽町から紋別市間の区間が低い評価を受け、当初計画されていた4車線から2車線への変更、既存道路の活用などが検討されました。現在も、全線開通に向けて段階的な整備が進められています。

国道450号は、旭川紋別自動車道のみで構成されており、一般道路としての区間は存在しません。

路線情報

起点: 旭川市
終点: 紋別市
重要な経過地: 比布町、愛別町、上川町、白滝村、遠軽町、湧別町
総延長: 約142.1km（未供用区間を含む）
未供用延長: 約43.6km

区間ごとの事業名と概要

旭川紋別自動車道は、複数の区間で構成され、それぞれに事業名があります。主な区間は以下の通りです。各区間は暫定2[[車線]]で、設計速度は100km/h（丸瀬布IC - 遠軽瀬戸瀬IC間は80km/h）です。

旭川愛別道路: 比布町蘭留 - 愛別町愛別
愛別上川道路: 愛別町愛別 - 上川町菊水
上川上越道路: 上川町菊水 - 上川町上越国有林
上越白滝道路: 上川町上越国有林 - 遠軽町白滝
白滝丸瀬布道路: 遠軽町白滝 - 遠軽町丸瀬布南丸
丸瀬布遠軽道路: 遠軽町丸瀬布南丸 - 遠軽町豊里
遠軽上湧別道路: 遠軽町豊里 - 湧別町南兵村一区 (2021年度新規事業化)

遠軽上湧別道路は、2021年度に新規事業化が承認され、遠軽IC、遠軽中央IC、上湧別IC（いずれも仮称）が設置される予定です。

湧別町から紋別市間の約22kmは、現在も計画段階であり、事業化はされていません。この区間は国道238号と並行しており、2009年から紋別防雪事業が進められています（2024年度全線開通予定）。

インターチェンジなど

複数のインターチェンジ、ジャンクションなどが設置されています。詳細な位置や名称については、関連資料を参照ください。

歴史

旭川紋別自動車道の建設は、1988年度に事業化されました。その後、段階的に開通が進み、2019年末時点で、旭川市方面から遠軽ICまでの区間が開通しています。残りの区間は、現在も建設中です。

管理者

旭川紋別自動車道の管理者は、区間によって異なります。東日本高速道路株式会社、国土交通省北海道開発局旭川開発建設部、国土交通省北海道開発局網走開発建設部がそれぞれ担当しています。

その他

この道路は、北海道北部の交通を支える重要なインフラとして、地域経済や生活に貢献しています。今後の整備状況にも注目が集まっています。

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