桑田佳祐 14thシングル「明日へのマーチ / Let's try again 〜kuwata keisuke ver.〜 / ハダカ DE 音頭 〜祭りだ!! Naked〜」詳細
2011年
8月17日、
桑田佳祐の14枚目の
シングル「明日へのマーチ /
Let's try again 〜kuwata keisuke ver.〜 / ハダカ DE
音頭 〜祭りだ!! Naked〜」が、
タイシタレーベル/
SPEEDSTAR RECORDSよりリリースされました。3曲全てA面として扱われたトリプルA面
シングルで、12cmCDと12インチ
レコードで発売されました。デジタル配信は
2016年2月26日よりダウンロード、
2019年12月20日よりストリーミング配信が開始されました。
背景とリリース
前作「
本当は怖い愛とロマンス」から約1年ぶりのリリースとなる本作。2011年2月発売のオリジナルアルバム『MUSICMAN』以降に書き下ろされた楽曲が収録されています。初回完全生産限定盤には「明日へのレインボータオル」が付属。
シングルとタオル、そして関連ライブ『
宮城ライブ 〜明日へのマーチ!!〜』の収益の一部は、
東日本大震災の被災地復興支援活動へ寄付されました。寄付先は
日本赤十字社と地方公共団体です。
プロモーション
リリースに先駆け、2011年8月5日と17日付の
読売新聞に全面広告が掲載され、本作と『
宮城ライブ 〜明日へのマーチ!!〜』が告知されました。テレビでの披露も行われました。受賞歴については、情報が不足しています。
チャート成績
オリコン週間ランキングでは、初週9.2万枚を売り上げ、初登場2位を獲得しました。チャート登場週数は22週に及びました。
収録曲
収録時間は12分7秒です。
1.
明日へのマーチ (3:35)
作詞・作曲・編曲:
桑田佳祐
NTTドコモ「walk with you 2011」キャンペーンCMソング、
ユニクロ「Life Wear/エアリズムコットンTシャツ編」CMソングとして起用されました。歌詞は
東日本大震災の被災地の復興への願いが込められています。特に東北での歌唱には特別な思いがあり、『
宮城ライブ 〜明日へのマーチ!!〜』のMCでは、被災地への深い思いを語っています。1番のサビ「遠くで」は、ライブでは「東北で」と歌われ、歌詞テロップも同様に表示されました。歌詞カードには「遠くで」と記載されたことについて、音楽評論家からは
桑田佳祐らしい配慮だと評価されています。楽曲のコンセプトやアレンジについても、説教臭くない点が評価されています。
桑田佳祐のファンである
太田光(
爆笑問題)も、この楽曲のメッセージ性とヒットチャートで勝負する姿勢を高く評価しています。ミュージックビデオは、レコーディング風景やCMメイキング映像、ライブ映像などをシンプルに使用しています。
2016年発売の
シングル「
ヨシ子さん」初回限定盤には、女川さいがいFM閉局を機に
2016年3月26日に行われた『
桑田佳祐のやさしい夜遊び』で披露された音源が収録されました。
2.
Let's try again 〜kuwata keisuke ver.〜 (4:51)
作詞・作曲・編曲:
桑田佳祐、管編曲:
山本拓夫 & 曽我淳一
東日本大震災復興支援を目的として2011年5月に発売された「チーム・アミューズ!!」の楽曲「
Let's try again」の
桑田佳祐ソロバージョンです。
3.
ハダカ DE 音頭 〜祭りだ!! Naked〜 (3:40)
作詞・作曲・編曲:
桑田佳祐、管編曲:
山本拓夫、弦編曲:曽我淳一 &
金原千恵子
音頭、
歌謡曲、モダンジャズが融合した楽曲です。和太鼓の3つ打ちから始まり、4ビートのジャズも取り入れています。歌詞には大胆な表現や、AKB、
ピンク・レディー、猪木などの名前も登場します。震災後の自粛ムードの中で制作されたため、
桑田佳祐自身も、この楽曲が被災者や遺族の方々にとって不謹慎に映る可能性を懸念しています。『宮城ライブ』では、曲順に迷ったものの、会場の雰囲気に合致したと語っています。この楽曲はクレイジーキャッツへのオマージュであり、ライブでは
植木等を意識した演出がなされました。
参加ミュージシャン
各楽曲に多くのミュージシャンが参加しています。詳細な参加ミュージシャンリストは省きますが、
桑田佳祐を始め、斎藤誠、曽我淳一、
山本拓夫、
金原千恵子ストリングスなど、多くのベテランミュージシャンが名を連ねています。
収録アルバム・ミュージックビデオ・ライブ映像作品
この
シングルに収録された楽曲は、いくつかのアルバムや映像作品にも収録されています。詳細な情報は割愛しますが、
桑田佳祐のディスコグラフィを参照ください。
脚注
注釈、出典、関連項目、外部リンクは割愛します。詳細な情報が必要な場合は、公式ウェブサイトをご確認ください。