明治大学ガバナンス研究科

明治大学公共政策大学院

明治大学公共政策大学院は、2004年に設立された専門職大学院であり、公共政策分野における高度な知識とスキルを習得し、社会に貢献できるリーダーの育成を目的としています。

概要

本大学院は、大学基準協会の認証評価を受けている国内有数の公共政策系専門職大学院の一つであり、私立大学では唯一の存在です。政治、行政をはじめとするパブリックセクターで活躍できる人材育成を目標に、現職の市区長や議員、政府・自治体関係者、シンクタンクの研究者、公共政策を手掛けるビジネスパーソン、NPO・NGO関係者、そして政治家や公務員を目指す学生など、多様なバックグラウンドを持つ人々を受け入れています。

講義は主に駿河台キャンパスのアカデミーコモンで行われ、通常の入学試験に加えて、官公庁や企業などに在職中の社会人を対象とした特別選抜も実施しています。

近年では、サイバーセキュリティ人材の育成にも力を入れており、三菱UFJフィナンシャル・グループ、警視庁サイバーセキュリティ対策本部、Zホールディングス、大日本印刷などと連携し、教育・研究活動を推進しています。また、一般財団法人日本産業協会が創設した「マスター消費生活アドバイザー」資格の指定大学院としても認定されています。

国際交流

グローバルな視点を持つ人材育成のため、海外各国政府の若手幹部公務員や国際機関職員を対象とした英語コースを設置しています。2014年には、英語で講義を行う博士課程のグローバルガバナンス研究科も設立されました。

ENA（フランス国立行政学院）学長の招聘や、ハーバード大学ケネディスクールとの相互訪問など、海外の有力な公共政策大学院との交流も活発に行われています。さらに、マレーシアの国家公務員幹部養成機関「ラザック・スクール・オブ・ガバメント」との共催による研修や、政府派遣留学生・現職公務員を対象とした留学プログラムなど、国際的な協力体制の構築を進めています。

世界の都市総合力ランキング

本大学院の名誉教授である市川宏雄氏が作成主幹を務める「世界の都市総合力ランキング」（Global Power City Index, GPCI）は、森記念財団都市戦略研究所が毎年発表しており、世界の主要都市の総合力を詳細に評価・順位付けしたランキングとして、政策立案やビジネス戦略に活用されています。

カリキュラム編成

カリキュラムは、理論と実践をバランス良く学べるように、2つの基幹科目群（政治・行政・政策系、経営・経済・財政系）と2つの応用科目群（政策研究、特別・特殊研究）で構成されています。日本語コースと英語コース（イングリッシュ・トラック）があり、多様な学習ニーズに対応しています。

日本語コースでは、都市/地域政治モデル、自治体マネジメント、「公共」の創生、国際開発/協力、消費者政策と市場の発展といった履修モデルが用意されています。

英語コースでは、公共政策領域、国際開発政策領域、コミュニティ・マネジメントプログラム領域を選択できます。

主な教官

本大学院には、各界で活躍する著名な教官が多数在籍しています。元財務省幹部や内閣府参事官、東京都副知事、総務官僚、大学副学長、研究科長、国土交通省幹部、大使、弁護士、企業取締役など、多様な経歴を持つ専門家から指導を受けることができます。

主な修了生

国会議員、自治体首長、地方議員など、多くの修了生が政界や行政分野で活躍しています。また、実業家や研究者、国際機関職員など、様々な分野で社会に貢献する人材を輩出しています。

同窓会組織

修了生と教員で構成される同窓会組織「明治大学ガバナンスネットワーク」があり、会報誌の発行や政策研究発表会などを通じて、会員間の交流を深めています。

施設

講義は、明治大学駿河台キャンパスのアカデミーコモンで行われます。

明治大学公共政策大学院は、公共政策分野の発展に貢献する人材育成に力を注いでいます。

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