明神池 (松本市)

明神池

明神池は、長野県松本市の上高地にある美しい池です。上高地の奥、穂高神社奥宮の境内に位置し、神聖な場所として古くから大切にされてきました。かつては「鏡池」とも呼ばれており、その名の通り、水面に周囲の景色が鏡のように映し出されるのが特徴です。

明神池周辺は、古くから神聖な場所とされており、「神合地」「神垣内」「神河内」など、様々な呼び名がありました。「かみこうち（上高地）」という地名も、穂高神社とその祭神である穂高見命に由来するとされています。

池はひょうたんのような形をしており、一の池と二の池に分かれています。湖面に映る木々の姿は息をのむほど美しく、訪れる人々を魅了します。神秘的な雰囲気が漂い、散策に最適です。池にはイワナやマガモ、オシドリなどの生物が生息しており、自然の豊かさを感じることができます。

明神池は、明神岳の土砂崩れによって梓川の支流が塞がれてできたとされています。かつては三の池もありましたが、土砂災害によって消滅してしまいました。

明神池は穂高神社の境内にあるため、拝観料として500円が必要です。毎年10月8日には例大祭である御船神事が開催され、多くの人々で賑わいます。また、池のすぐ南には上條嘉門次のレリーフが設置されています。

周辺には多数の宿泊施設があり、上高地観光の拠点として利用されています。

交通アクセス

明神池へは、上高地バスターミナルから徒歩でアクセスできます。梓川左岸道を通る場合は約2.8km（徒歩約55分）、梓川右岸コースを通る場合は約3.3km（徒歩約65分）です。どちらの道も美しい景色を楽しみながら散策できます。

池の一帯（松本市安曇明神池）は、日本郵便から交通困難地に指定されており、地外から郵便物を送ることはできません。

周辺情報

明神池周辺には、以下のような観光スポットがあります。

上高地
梓川
大正池

これらのスポットも合わせて訪れることで、上高地の自然を満喫できるでしょう。

外部リンク

明神池 - 上高地)

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