星野町 (小樽市)

星野町（ほしのちょう）

星野町は、北海道小樽市の東端に位置し、札幌市と隣接するエリアです。かつては「星置」と呼ばれていましたが、小樽市への編入時に改名されました。現在では、札幌のベッドタウンとして発展を遂げています。

地理

星野町は、小樽市と札幌市の境界に位置し、国道5号線より山側のエリアが中心です。星置川の支流であるキライチ川流域に住宅地が広がっています。札樽自動車道よりも山側の地域は山林が広がっており、自然豊かな環境です。

かつては畑や果樹園が点在するのどかな場所でしたが、1970年代からニュータウン開発が活発になり、住宅地へと変貌を遂げました。現在では農地はほとんど残っていません。

国道5号線を挟んだ銭函三丁目のエリアも、かつては星野地区の一部であったため、現在でも星野地区として扱われることがあります。

隣接地域：
西側：見晴町
北側：銭函三丁目
東側：札幌市星置南、手稲金山

地名の由来

「星野」という地名は、元々「星置（ホシオキ、ホシホッケ、ホシボーケ）」と呼ばれていたことに由来します。これはアイヌ語の「ソウシポッケ／so-us-pok-ke（滝の下）」が語源です。

札幌市手稲区にも星置地区があるため、混同を避けるために1940年（昭和15年）に「星野」へと改名されました。

河川

星置川（札幌市との境界）
キライチ川
星野神社沢川
ゴンシロ川
銭函山の上川（見晴町との境界）

山

星野丸山

歴史

アイヌ時代：マサラカオマプ（キライチ川沿）の集落で人々が生活していました。
1672年：松前藩家臣氏家六郎左ヱ門直知が知行地として受ける
1691年：マサラカオマプのアイヌをクッタルウシ（南小樽）に移転
1857年：葛山幸三郎ら4人が星置川両岸で畑作を開始。札幌越新道が開削。
1858年：星置川沿いに小休所が設けられる
1865年：オタルナイ場所が廃止され銭函村の区画となる
1897年：星野稲荷神社造営
1902年：銭函村が朝里村に編入
1909年：北海道造林合資會社が山林を買い取り植林事業を開始
1940年：小樽市と朝里村が合併し、小樽市に編入。「星置」から「星野」へ改名。
1958年：字星野から星野町に昇格
1969年：行政区画再編により、国道5号より海側の地区が銭函三丁目に割譲
1973年：星置川上流左岸の集落が札幌市に編入
1975年：キライチ川上流に地産ゴルフ場（現・チサンカントリークラブ銭凾）開場
1995年：近隣にほしみ駅が開設

交通

鉄道：町内に駅はありませんが、近隣のほしみ駅（JR函館本線）が利用されています。

バス：ジェイ・アール北海道バスが運行。

道路：札樽自動車道 銭函IC、国道5号

主要施設

寺社：星野稲荷神社、天翔稲荷神社、脳天大神蔵王寺、身延山久遠寺
公園：ほしの公園、きらいち公園、ふれあい公園、ほしの丘の上公園
商業施設：ローソン銭函三丁目店、ひろせ商店、パスコロ、銭函更科、ネパールレストランSTAR、スープカリーKufuu、Honda Cars小樽 星野店
レジャー施設：チサンカントリークラブ銭凾

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