春日井駅 (名鉄)

春日井駅

春日井駅は、愛知県春日井市に位置する名鉄小牧線の駅です。1931年、名岐鉄道城北線春日井駅として開業しました。駅名は、この地域に古くから伝わる地名に由来しています。

歴史

春日井市の誕生以前から存在したこの駅は、昭和6年（1931年）2月11日に開業。その後、昭和42年（1967年）10月1日には無人駅となりました。平成23年（2011年）2月11日には、ICカード乗車券「manaca」の利用が開始され、平成24年（2012年）2月29日にはトランパスカードの利用が終了しました。

駅構造

地上駅で、島式1面2線のホーム構造を持ちます。ホームの有効長は20メートル車両4両分です。犬山駅が管理する無人駅であり、改札口とホームは跨線橋で連絡しています。改札口付近には、自動券売機と自動精算機が設置されています。manaca定期券の購入も可能ですが、現金払いのみとなります。

利用状況

2013年度の1日平均乗降人員は約2,817人でした。これは、名鉄全275駅中151位、小牧線14駅中11位に相当します。一方、1992年度の1日平均乗降人員は約1,198人でした。この数値は、名鉄全342駅中211位、小牧線14駅中13位に位置付けられます。近年は、利用者数の増加傾向が見られます。

駅周辺

駅周辺は、歴史と現代が調和する地域です。古くからの街道である穂麦坂（木曽街道）や、春日井市立春日井小学校、春日井市立松山小学校、春日井市立西部中学校などの教育機関が近接しています。また、愛知銀行春日井西支店や平和堂春日井宮町店などの商業施設も充実しています。

航空自衛隊小牧基地も近隣に位置しますが、最寄りの駅は牛山駅になります。当駅と牛山駅の間には、かつて豊山信号所があり、航空自衛隊小牧基地方面への線路が分岐していました。現在でも、その廃線跡の一部を見ることができます。

隣の駅

春日井駅とJR春日井駅

春日井市には、当駅以外にもJR中央本線の春日井駅があります。JR春日井駅は1927年に「鳥居松駅」として開業し、1946年に春日井駅と改称されました。市役所へのアクセスが良いことから、春日井市の代表駅として広く知られています。名鉄春日井駅とは、異なる路線に属する駅であることに注意が必要です。

まとめ

春日井駅は、歴史と現代が融合する、地域に根付いた駅です。周辺環境、アクセス、歴史、利用状況など、多角的な視点から見ていくことで、その魅力をより深く理解できるでしょう。名鉄小牧線を利用する際は、ぜひ一度訪れてみてください。

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