春秋のスペシャル決定版・テレビまるごと大集合とは？意味をやさしく解説

『春秋のスペシャル決定版・テレビまるごと大集合』

『春秋のスペシャル決定版・テレビまるごと大集合』は、1985年秋から1986年秋の期間にTBS系列で放送された特別なバラエティ番組です。この番組は、1975年から放送されていた『4・10月だョ!全員集合』の後を引き継ぐ形で始まり、特に春秋の改編期に生放送されるセールスポイントを持っていました。本番組は、放送のスタイルを受け継ぎながら、新たな演出と企画を取り入れることで、視聴者に新鮮な印象を与えていました。

番組タイトルの正式名は『○のスペシャル決定版・テレビまるごと大集合』で、そこに春または秋が入る構造になっています。このタイトルは、1985年10月に終了した『8時だョ!全員集合』から改題されたもので、旧レギュラー番組の流れを汲みつつ、特別感を演出しています。番組の内容は、すでに人気を博していた『4・10月だョ!』のスタイルを基本にしていました。特に、各番組への生レポートや、観客を巻き込んだドミノ倒しといった企画が特徴的でした。

初期の司会は、ザ・ドリフターズの加藤茶さんと志村けんさんが務めており、その明るいキャラクターが視聴者に親しまれていました。しかし、番組が進行するにつれ、大橋巨泉さんやビートたけしさんなどの著名なタレントも参加してきました。特に、巨泉とたけしのコンビは視聴者から好評価を得たため、1987年秋には新たに『クイズまるごと大集合』としてリニューアルされ、その際には関口宏さんも加わることになりました。

『クイズまるごと大集合』は、全編VTR収録で放送される新スタイルとなり、これにより1975年の『20年だョ!全員集合』以来続いていた生放送のスタイルは一時的に中断されました。その後、オールスター感謝祭などが生放送形式に戻ることになります。

放送日時と曜日

本番組は、以下の3回にわたって生放送されました。

すべての放送は火曜日の19時から21時48分まで行われました。

通常番組編成

通常の番組編成においては、放送時間が調整されました。たとえば『JNNニュースコープ』は通常19時20分までですが、特別版では19時で終了し、次の『ぴったしカン・カン』は1985年秋に休止されました。また、20時枠のドラマは、放送が休止や終了するケースが多く、多くの特別企画が優先された様子が伺えます。

番組内容

1985年秋の回では、様々なスぺシャル企画が行われました。音楽関連の『ザ・ベストテンスペシャル』や、動物絡みの『動物ランドスペシャル』に加え、豪華なドミノ倒しも行われました。1986年春には、リクエスト企画の『ザ・ベストテン電リク祭り』、さらには『たけし城攻防戦』など、多彩な企画に挑戦しました。特に、日曜ドラマに関連したコーナーや、子供向けの特別企画もありました。

このように、『春秋のスペシャル決定版・テレビまるごと大集合』は、多様な企画と著名な司会者たちの協力によって、視聴者を楽しませることに成功した特別番組でした。番組が生放送で行われる異彩を放ちつつ、時代の流れと共に変わりゆくエンターテイメントの形も感じ取れる貴重な番組と言えます。

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